先手必勝!王室離脱でも我が子の称号確保に走ったヘンリー王子とメーガン妃

  • 文:山川真智子

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ヘンリー王子とメーガン妃が、娘のリリベットちゃんの洗礼に際し、初めて「王女」という言葉を使用した。夫妻は長男アーチ―君誕生の時には、称号は不要という考えを示していたが、現在では称号は子どもたちの「生まれながらの権利」と主張を変えている。王室を離脱したのに称号に固執するヘンリー王子夫妻に、批判の声も出ている。

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対応の遅さに不満?王子と王女への昇格を王室抜きで発表

ヘンリー王子とメーガン妃の広報担当者は、「リリベット王女」が3月3日に洗礼を受けたとピープル誌に語った。子供たちの称号は、祖父であるチャールズ王が即位して以来の生まれながらの権利だと説明。この件に関しては王室とも考えは合致しており、しばらく前に解決済みだと話した。

王室には1917年、ジョージ5世の時代に出来た、「君主の男系の孫には王子と王女の称号が与えられる」というルールがある。よってアーチー君とリリベットちゃんもチャールズ王即位で自動的に王子と王女になっているはずだ。しかし王室のウェブサイト上で、子どもたちの地位の変更はしばらく行われなかった。このことにヘンリー王子夫妻が不満を抱いていたようだと、夫妻に近い関係者がテレグラフ紙に語っていたという。現在、王室のウェブサイトは更新されており、子どもたちは王子と王女になっている。

リリベットちゃんの洗礼を祝うファンの投稿

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王室のウェブサイトも称号を変更して掲載。王室ウォッチャーによる投稿

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最初はいらないと言っていたけど…イメージ重視のヘンリー王子とメーガン妃

リリベットちゃんの称号初使用のニュースに、メディアはすぐに反応した。

エンタメ誌、USウィークリーによれば、ヘンリー王子はアーチ―君誕生に際し、「静かな生活を送りたい」ため、息子を王子と呼ばないと周囲に語っていたらしい。ところが王室離脱後のインタビューでは、メーガン妃が「安全上の理由でヘンリー王子が息子に称号を与えたいと願っていたのに、人種を問題にされ王室に拒否された」という見方を示している。

「王室は、生まれる前から自分たちの子を王子・王女にしたくなかったようだ」と話すメーガン妃

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王室専門家、クレイグ・プレスコット氏は、そもそもアーチー君はエリザベス女王の在位中は王子になれなかったと解説。また、王位継承順位はかなり下で、初めから称号を与えられたウィリアム皇太子の子どもたちとは話が違うとUSウィークリーに述べた。

王室専門家、アンドリュー・モートン氏は、アーチー君はダンバートン伯爵(Earl of Dumberton)の称号を使うことも可能だったが、両親が拒否したと説明。Dumbertonの“dumb(バカ)”の部分を学校でからかわれることを想定してのことだったと言われており、ヘンリー王子夫妻がイメージに敏感なことを示しているとした。

リリベット王女の洗礼式の風刺画。ネットフリックス・オプラ・スポティファイ・ランダムハウス・オーディブルとスポンサーの名前がミドルネームに

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アメリカ的手法で欲しいものは手に入れる! 王室との関係悪化の証拠か?

王室ニュースを提供する、ウェブ誌デイリー・ビーストのニュースレター、ロイヤリストは、子どもたちの称号は「生まれながらの権利」という点には問題はないとする。ヘンリー王子夫妻は、称号は辞退せず、将来どうするかは子どもたちが決めればいいという考えであり、ネット上にも、「自分の子どもなら、私もそうする」「親じゃなく、子供の権利だ」という意見もあった。

もっとも、時期とやり方に関係者は不意打ちを食らったようだ。チャールズ王の伝記の著者、クリストファー・アンダーセン氏は、称号はチャールズ王が即位した時点で自動的に与えられるものだったが、王がそれを宣言することはなかったとロイヤリストに説明する。そのため待ちくたびれたヘンリー王子夫妻は、敢えて伝統的、王室的なメディアではないピープル誌を利用してニュースを拡散。王室をつついて、早期に子供たちの名前に称号を加えさせることを狙ったのではないかとする。待つぐらいなら自らの手で、という大胆なやり方には感服するとし、実にアメリカ的だと述べている。

さらに、国王はヘンリー王子夫妻の戴冠式出席を確保するため、2人の行為を受け入れるしかなく、タイミング的には絶妙だったという関係者もいる。もっとも、チャールズ王やウィリアム皇太子に近い人々は、これでメーガン妃の王室による人種差別という主張が間違っていたことが分かったとし、歓迎する声もあるという。

世間では、自分たちを追い出した王室から贈られる称号を欲しがるヘンリー王子夫妻を偽善的と考える人も多い。しかし今回の件で、夫妻が自分たちの称号を手放すことはなく、また王室もそれをはく奪することはない、ということが分かったとロイヤリストは指摘している。

ちなみにリリベットちゃんの洗礼式には、チャールズ王夫妻、ウィリアム皇太子夫妻も招かれたが、出席しなかったという。本来ならば、子どもたちが王子・王女となったことは、王室との共同声明やチャールズ王との写真とともに発表されるべきだ。しかしピープル誌を通じて伝えられたという事実が、両者の関係悪化の間違いない証拠だと、ロイヤリストは述べている。

メーガン妃は今も精力的に活動中。国際女性デーでガーナにメッセージを

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アーチウェルのチームメンバーと会食した後のメーガン妃。

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リリベットちゃんの洗礼を祝うファンの投稿

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