イタリアのラザリーニ・デザイン・スタジオが、水中翼システムを搭載した全長74メートルの船を考案した。「Plectrum(プレクトラム)」と名付けられたこの船は、水面から浮き上がり、高速で水上を飛行するように前進するそうだ。
水中翼船が進む原理は、船腹付近に取り付けられた「水中翼」と呼ばれる装置が海上を進むと揚力を生み、まるで飛行するかのように船が浮く。船が直接海面に触れることがない為、水の抵抗を受けずにスピードを出して進むことができるのだ。
CNNによると、巨大水中翼船プレクトラムは、帆船のように風に押されるのではなく、5000馬力ほどに達する能力をもつ3つの水素で動くモーターを搭載する予定だ。本体は、ドライカーボンファイバーを混合して作ることを想定している為、軽量となる。その為、この種の船では最速となり、最高速度75ノット(時速約139km)に達するそうだ。
オレンジ色に輝く巨大な船「プレクトラム」のレンダリング画像 @lazzarinidesign - Instagram
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国際ヨット競技「アメリカズカップ」からヒントを得る
ラザリーニ・デザイン・スタジオは、「プレクトラム」のデザインは、最も歴史のある国際ヨット競技のひとつであるアメリカズカップで使用されているモノハル・フォイル艇から大きなインスピレーションを受けたとしている。
Forbesによると、アメリカズカップが水中翼船を採用したのは2013年だそうだ。2019年に発足したヨットレース「SailGP」も、時速約80kmを超える超高性能な水中翼船で競い合う、未来志向のレースとして知られる。
アメリカズカップの光景 @americascup - Instagram
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SailGPのレースの様子 @sailgp - Instagram
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価格は約119億円?
この巨大な船には、船首にヘリポートを備え、プール、6つの客室、スイートルームなども装備する予定だ。デザインはあくまでもコンセプトだが、もし買い手が見つかれば、2年以内に約119億円で建造できるだろうと設計者は語っている。
SNS上では「美しい!」「未来を感じる」「いつか実現して欲しい」「はたして本当にこの大きさの船が宙に浮くのだろうか」「海の生き物にとって危険なのでは?」などさまざまな声が上がっている。
ラザリーニ・デザイン・スタジオ考案の「プレクトラム」のイメージ動画 @lazzarinidesign - Instagram
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【画像・動画】海面に触れずに波の上を飛行…全長74メートルの“巨大水中翼船”とは?
オレンジ色に輝く巨大な船「プレクトラム」のレンダリング画像 @lazzarinidesign - Instagram
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国際ヨット競技「アメリカズカップ」からヒントを得る
ラザリーニ・デザイン・スタジオは、「プレクトラム」のデザインは、最も歴史のある国際ヨット競技のひとつであるアメリカズカップで使用されているモノハル・フォイル艇から大きなインスピレーションを受けたとしている。
Forbesによると、アメリカズカップが水中翼船を採用したのは2013年だそうだ。2019年に発足したヨットレース「SailGP」も、時速約80kmを超える超高性能な水中翼船で競い合う、未来志向のレースとして知られる。
アメリカズカップの光景 @americascup - Instagram
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SailGPのレースの様子 @sailgp - Instagram
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価格は約119億円?
この巨大な船には、船首にヘリポートを備え、プール、6つの客室、スイートルームなども装備する予定だ。デザインはあくまでもコンセプトだが、もし買い手が見つかれば、2年以内に約119億円で建造できるだろうと設計者は語っている。
SNS上では「美しい!」「未来を感じる」「いつか実現して欲しい」「はたして本当にこの大きさの船が宙に浮くのだろうか」「海の生き物にとって危険なのでは?」などさまざまな声が上がっている。
ラザリーニ・デザイン・スタジオ考案の「プレクトラム」のイメージ動画 @lazzarinidesign - Instagram