「バカバカしいけど楽しい」パンツ姿で地下鉄に乗る恒例イベント、ロンドンで開催

  • 文:山川真智子
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ロンドンで毎年恒例のズボンを履かずに地下鉄に乗るイベント「No Trousers Tube Ride」が開催された。新型コロナウィルス感染の拡大で2年間中断されていたが、10周年となる今年はたくさんのロンドン市民が参加。昨年開業した新路線線での初ズボンなし乗車を楽しむなど、開放的で笑いに満ちた1日を過ごした。

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発祥の地はニューヨーク いたずらから大イベントに

ピープル誌によれば、このイベントは2002年にニューヨークで誕生した。ニューヨークのコメディ集団が始めたもので、最初の参加者は下半身パンツ一丁の7人の男性だった。地下鉄が駅で止まるたびに、お互い知らないふりをして一人ずつ乗車。驚いて「どうしたの?」と尋ねる乗客に、全員がただ家にズボンを「忘れてきた」だけと答えることにしていたという。

2006年には電車が止められ、パンツ姿の8人がお縄になるという事件もあったが(※のちに不起訴となった)、2010年以来、数千人のニューヨーカーがこのいたずらイベントに参加したという。やがて「世界的なバカバカしさの祝典」へと進化し、新型コロナによるパンデミック前には、世界の数十の都市で同様のイベントが開催されていた。

過去のニューヨークでのイベントの様子。

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パンツ軍団、地下鉄を占拠? 久々の開催で盛り上がる

ロンドンでこのイベントが開催されたのは、今年1月8日の日曜日の午後だ。パンデミックが始まって以来初となる開催で、大勢のロンドン市民が主催者の呼びかけに応え、集合場所に現れた。

米紙が報じたロンドンの様子。パンツ姿の人々が地下鉄駅を埋め尽くした

今年も例年通り、各駅で参加者はズボンを脱ぎ、グループになって地下鉄に乗車した。下が下着姿になっていれば服装は自由なため、上半身をブレザーとネクタイ、足はお洒落な靴で決めてきた人もいれば、Tシャツにパーカーなど、普段通りの服装の人も多かった。冬ということで、コートやジャケット姿も多く、パンツに生足の下半身とのミスマッチが笑いを誘った。

行儀よく電車を待つグループ。子どもの姿も。

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昨年開業の新路線、エリザベス線のチケットを買う人たち。カラフルパンツで参加。

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ブレザーとネクタイ姿の男性たち。下はパンツ一丁。

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ポイントは普段通り 笑いを誘う楽しいイベントに

ピープル誌によれば、移動中はいつも通り車内に座り、雑誌を読むなど普段と同じように過ごすようにと主催者は参加者にアドバイス。また「楽しい」下着の着用を推奨し、過度に派手な行為や危険で無謀な行為のための下着の着用はやめるようにと伝えていた。

車内でごく普通に過ごす人々。

主催者は「我々の目的は人々を笑わせることであり、怒らせることではない」としており、あくまでも初回のいたずらの精神を大切にして楽しむことが、このイベントの意義のようだ。

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【画像・動画】「バカバカしいけど楽しい」パンツ姿で地下鉄に乗る恒例イベント、ロンドンで開催

過去のニューヨークでのイベントの様子

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パンツ軍団、地下鉄を占拠? 久々の開催で盛り上がる

米紙が報じたロンドンの様子。パンツ姿の人々が地下鉄駅を埋め尽くした

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行儀よく電車を待つグループ。子どもの姿も

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昨年開業の新路線、エリザベス線のチケットを買う人たち。カラフルパンツで参加

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ブレザーとネクタイ姿の男性たち。下はパンツ一丁

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ポイントは普段通り 笑いを誘う楽しいイベントに

車内でごく普通に過ごす人々

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目からコンタクトレンズ23枚を摘出...医師「職歴20年で初めて」

文:青葉やまと

米カリフォルニア州ニューポートビーチで勤める眼科医が、自身のInstagramに驚きの画像を投稿した。患者から23枚のコンタクトレンズを摘出したという。

画像は血走った女性の目を大写しにしたもので、目の付近には大量の使い捨てコンタクトレンズが並んでいる。レンズ同士が癒着し合い、大きな塊となって女性の目から取り出された模様だ。レンズは事前の検査で使用した染色液の影響で、薄緑色に染まっている。

摘出を行ったカテリーナ・クルテヴァ医師は摘出後の様子を、次のように説明している。

「すべてのコンタクトレンズを慎重に分離し、その数は合計23に達しました。レンズの分離にあたり、非常に精密に作られた手術器具のピンセットを複数使う必要がありました。まぶたの下に1ヶ月間放置されていたことで、ほとんどくっついていたのです」

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2年ぶりに現れた患者

米インサイダーは、大量のコンタクトが発見された経緯を次のように報じている。

ある月曜日の終わり、クルテヴァ医師が勤めるクリニックに70代の女性が駆け込んできた。目に異物が入っている気がするのだという。クリニックでは高齢者に年1回の検診を勧めているが、この女性は予約をすっぽかして2年間も来院していなかった。

クルテヴァ医師は検査をしたが、初めは異常はみられなかった。ところが器具を使って両まぶたを開きっぱなしにしたところ、何枚かのコンタクトの端が見えた。目尻の奥側の、異物を溜め込みやすい場所だ。

数枚のコンタクトを摘出した医師だったが、まだ奥にあるのではないかと直感した。助手に動画を撮影してもらいながら奥を確認したところ、暗い紫色の巨大な塊が眼球に張り付いており、「それはほとんど第2の瞳孔のようだった」という。

その後も大きな塊の摘出が続き、合計23枚が取り出された。医師はインサイダーに対し、「20年近いキャリアのなかで、これほどのものは見たことがありません」と語っている。

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毎朝新しいコンタクトを入れ続け……

これほどの数のコンタクトがまぶたの下に溜まっていたとあっては、痛さもひときわ大きかったことだろう。

この患者はほぼ1ヶ月間、寝る前にコンタクトを外すことを忘れていたようだ。英スカイニュースは、「この女性は前日に取り出すのを忘れたまま、毎朝新しいものを入れ続けていた模様だ」と報じている。

1ヶ月にわたり続々と新しいコンタクトを入れ続けた結果、目のなかに23枚ものコンタクトを蓄積する結果になったという。幸いにも患者女性は目薬の点眼を受け、問題なく医院を後にした。

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コンタクトの注意喚起に一役

医師は注意喚起のために今回の画像を投稿したようだ。以前に動画版をリールとして投稿しており、「100万再生を突破し、コンタクトレンズの衛生的な使い方について広く注意喚起することができて嬉しい」と語っている。動画は現在、300万再生を突破した。(眼球とコンタクトのクローズアップが映っているので、閲覧の際は注意されたい。)

投稿した画像には、コンタクトの取り扱い上の注意点が添えられている。今回のケースに関した項目としては、使い捨てレンズは寝る前に必ず処分すること、そして、決してコンタクトをつけたまま眠らないことが重要だという。

ほか、初めての購入の際にはきちんと取り扱い方法のレクチャーを受けることや、レンズの装着や取り外しの前には必ず手を洗うことなどが必要だとしている。

そして万一、使用中に目が充血した場合は、眼科医を受診し感染症ではないか診断を受けるよう呼びかけている。

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【画像・動画】目からコンタクトレンズ23枚を摘出...医師「職歴20年で初めて」

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