異世界のインテリアとコーヒー豆、京都駅から歩く評判のロースターに心ときめく

  • 写真・文:一史
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京都駅から歩くと10分ほどでしょうか。
「いつたどり着くのかなあ」くらいには歩き続ける感覚。
京都とはいえ近代エリアですから、景色は普通に都会。
それでも、「あ、ここだ!」と発見したときのワクワク感、店のドアをギシッと開けて一歩なかに踏み入れたときの高揚感はなにものにも変えがたし。
タクシーで乗り付けてもいいのでしょうが、車が行き交う大通り沿いに突然現れるファンタジーな建物のインパクトを味わうには歩くのがいちばん。
コーヒー豆とアンティーク雑貨の店、
「ロースタリードーター/ギャラリーサン(Roastery DAUGHTER/Gallery SON)です。

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1階がコーヒー豆で、2階が雑貨。


焙煎したオリジナルコーヒー豆と、アンティーク雑貨の店。
カフェではありません。
京都カフェガイドには必ず載る有名カフェ、「ワイフアンドハズバンド(WIFE&HUSBAND)」により2018年に誕生。
第1号店の店名は“夫婦”、第2号店の店名は、“娘”、“息子”。
“ギャラリー”の名称は、ギャラリーのように選んだ雑貨を置いている、と解釈してよさそう。

建物は60年ほど前に建てられたもの。
かつては住居だったらしく、上階の屋外にはなんとお風呂場まで。
1階がコーヒー豆(と焙煎機)で、2階がアンティーク。
豆の種類は京都らしい深煎りのみ。
カフェオレ好きの人にぴったり。

場所は、西本願寺と並ぶ堀川通り沿い。
(京都府京都市下京区鎌屋町東堀川通下魚棚下る22)
外観の写真だと閑静な土地に思えるでしょうが、車がガンガン通る現代のメイン通りです。
この都会エリアと、異世界からトリップしたような建物の佇まいとのギャップがまた楽し。

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雑貨は無国籍に集められつつ、色彩にはこだわりの統一感が。

内装と雑貨の色を、ホワイト・ベージュ・ブラウン(アクセントにレッドとネイビー)に絞り込んだ店づくりがスタイリッシュ。
日本の古いものも、フランスものも一緒に置かれた無国籍な品揃え。
店内に漂うコーヒーの香り。
たぶん東京では出会えない、唯一無二の空間。

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スタッフが慣れた手付きで豆を袋に。

コーヒー豆の詳細はネット購入できる公式サイトをご覧ください。
サイト内の商品は贈り物に最適な箱入りタイプ(脱酸素剤入り)のみですが、店頭ではシンプルな紙包みでも購入できます。
(確か50円安かった)
SDGsな簡易包装を好む人が増えた時代らしい対応。

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購入したグァテマラ200g。

簡易とはいえしっかりと美しい紙包みを差し出してくれたスタッフさんの服を見たら、
「20世紀初頭前後のワンピース着てる!」
本物ビンテージウエア姿で働くってどーゆーこと??と思い2階に上がると、そこには洋服の販売コーナーが。

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グレーのハンガーの服がアップサイクルリノとのコラボウエア。ラックの奥がヨーロッパのビンテージ。

ファッションブランドのネストローブ(nest Robe)からの声がけによる、アップサイクルリノ(UpcycleLino)ブランドとのコラボワンピースとパンツがラックに並んでます。
裁断くずで再生した生地でつくったSDGsな服。

グレーのハンガーもリサイクル品で、
「服にできない裁断くずを最後まで活用するためにハンガーにしました」
(by ネストローブディレクター北之坊敏之さん)
実はわたしは先日、東京・渋谷パルコ内にオープンしたアップサイクルリノの取材をしたばかり。
ワイフアンドハズバンドとコラボしたことも知ってたものの、京都の店頭で目にすると感慨もひとしお。
ちなみに渋谷パルコ(店名はネストローブ コンフェクト)では、このコラボ品のコーヒー染めしたコートなどが販売されてます。
在庫僅少とのことで売り切れていたらご容赦を。

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コラボウエアのビンテージ復刻系「チャーチドレス」を着たスタッフ。
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右のスタッフが着ているのはリアルビンテージ。

スタッフのユニフォームになってます。
色は写真ではブラウン系に見えますが、じっさいは黒。
素材は麻・綿で、古い時代の庶民服はヨーロッパでも日本でも麻が中心でした。
痩せた土地で少ない水で栽培でき、水濡れでヘタらず長持ちする頑丈な素材。
SDGs目線から、近年のアパレル界で大注目されてます。

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コーヒーに使う支出が、数量でも金額でも全国第1位の京都市。
総務省統計局による家計調査でのオフィシャルなデータです。
(2019年〜21年平均)
カフェのみならずコーヒーそのものの支持が高い土地柄なのでしょう。

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自分自身への京都土産に。

京都旅行や出張のさいは、店で撮ったポラ写真でも添えてコーヒー豆を手土産にするのもよさそう。
そう思ってほかの誰かにも買っていこうかと考えたものの、根性なし人間には一袋200gが重く……。
今回の短期取材出張では各所を素早く動き回れるように、カメラ機材も最小限に絞り込みましたから。

ただそれなら、
「京都駅近くにある店でしょ?帰りの新幹線に乗る直前に立ち寄れば?」
と思いますよね。
ところがこの店の営業時間は、12時〜18時半なのです。
京都駅直結の「ジェイアール京都伊勢丹」(時間潰しになる)&駅地下テイクアウトカフェが閉まる20時を新幹線乗車の目安にしますと、18時半に買ったあと1時間半を駅近辺で過ごさねばならず。
近くにある西本願寺、東本願寺、東寺はとっくに終了してますし。
電車やタクシーで別のエリアに移動しても、京都市は17〜18時でたいていの店が閉まります。

コーヒー豆を営業時間内に買い、京都駅のロッカーに入れて帰りに取り出すのが正解?
こんど行くときはそうしようかな。

この記事はスクロールする後半にほかの写真もたくさん出てきます。
ぜひ見ていってくださいませ。

All photos&text©KAZUSHI

KAZUSHI instagram
www.instagram.com/kazushikazu/?hl=ja

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【画像】ファンタジーなインテリアとコーヒー豆、京都駅から歩く評判のロースターが居心地よし!

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高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
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