サッカー選手としての現役時代のみならず、今も世界中から愛されているデビッド・ベッカム。元スパイス・ガールズで妻のビクトリアとともに「パワーカップル」として知られている。
そんな2人の、愛らしいうえにクリスマスの時期らしい動画が話題だ。ビクトリアが撮影してインスタグラムに投稿したもので、ロンドンにある自宅のキッチンと思われる場所に座ってくつろいでいるベッカムの動画だ。バックグラウンドには、マライア・キャリーのクリスマス曲「恋人たちのクリスマス」がかかっている。
ビクトリアに撮影されていることにまったく気づいていないベッカムは、コーヒーを片手にスマートフォンをいじりながら、曲に合わせて気持ちよさそうに歌っている。「wish come true…」という高音のところで、1オクターブ低い音に切り替えたベッカム。するとカメラを構えていたビクトリアがクスクス笑いながら、「高音出なかったんでしょ」と突っ込んだ。ここで自分が撮影されていたと気づいたベッカムだが、ビクトリアのツッコミに反論するかのように、「you~~」と高音で歌ってみせた。
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この動画は現在、134万件以上の「いいね」を集めており、1万7000件以上のコメントが付いている。ビクトリアのインスタグラム投稿についている「いいね」の数は通常、数千~数万件であることから、いかに今回の投稿が注目を集めたかを物語っている。
さらにこの動画に対し、マライア・キャリー本人が反応したことも話題だ。この投稿のコメント欄に、キャリーが「私のお気に入りのバージョン😂2人とも、愛してるよ!❤️🎄❤️🎄」と返信したのだ。
他にも、元ブラジル代表のロナウドが「❤️❤️❤️❤️」、元デスティニーズ・チャイルドのケリー・ローランドが「SINGGGGGGG DAVID!!!!!!」(歌え~、デビッド!)などとコメントしている。
ベッカムといえば最近は、現在開催中のワールドカップで親善大使を務めていることから、イギリスのメディアでは非難の声が報じられていた。大会に向けてカタールに建設されたスタジアムが、「現代の奴隷制度」と呼ばれるような劣悪な労働環境によるものだったことや、カタールでは同性愛が禁じられていることから、カタール大会を非難する声がヨーロッパで高まっており、「ベッカムは大金に目がくらんで親善大使を引き受けた」と受けとめられたからだ。
しかしビクトリアの投稿に対する人々の反応を見る限りでは、ベッカム人気は相変わらず健在のようだ。
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【動画・画像】「高音出なかったんでしょ!」“恋人たちのクリスマス”を歌って嫁に突っ込まれるベッカムが話題に
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「関係を絶たないと現金を粉砕…」W杯で高まるベッカムへの批判 “脅迫めいた”呼びかけも
文:坂本みゆき
11月20日にスタートしたサッカーのワールドカップ。4年に一度の大イベントとしてサッカーファンのみならず世界中の人々の注目を集めているが、今回は試合の勝敗だけではなくさまざまなことでも話題となっている。
先立つ2021年2月、ガーディアン紙は、カタールがワールドカップのホスト国に決定してからの10年間に、インドやパキスタンなどからの移民労働者6500人以上の人命が失われたと報道。
ワールドカップ開催後は、同性愛を違法とする同国への配慮から、FIFAは欧州7カ国のチームのキャプテンが着用予定だったダイバーシティへの賛同を示すレインボーカラーのアームバンドを禁止。そのなかで選手たちは、それぞれのやり方で自分たちの意思表示を試みていた。イギリスでは選手以外でもこの問題に対して行動を起こし、大きな注目を集めた人がいた。日本でも放映されて話題の裁縫バトル番組「ソーイング・ビー」のプレゼンテーターなど、人気司会者としても知られるコメディアンのジョー・ライセットだ。
彼はワールドカップ開催4日前に、今回のワールドカップでアンバサダーを務めるデビッド・ベッカムにあててメッセージを発信、SNSでも公開した。
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ベッカムにあてたメッセージの内容は?
内容は、サッカー選手として初めてイギリスのゲイ雑誌『ATITUDE』の表紙を飾り、以降LGBTQのアイコンにもなっているベッカムに、カタールとの関係を断つよう要求。応じるのであればライセットの私財からの1万ポンド(168万円)をLGBTQのチャリティに寄付、返答がなければその額の現金をシュレッダーにかけるというものだった。
24 hours to go…#benderslikeBeckham pic.twitter.com/Wq9CZsyHxJ
— Joe Lycett (@joelycett) November 19, 2022
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だが期日中にベッカムからの回答はなく、1万ポンドは無残にも粉々にされることに。
この行為に対して賛同とともに「インフレが続き苦しむ人々が多いなか、現金をシュレッダーにかけるとは何事だ」という非難の声も上がった。
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その後ライセットはビデオメッセージを公開。
動画の中でライセットは、用意した札束は本物だったが粉砕されたのは偽札で、現金1万ポンドはすでにチャリティーへ寄付済みと伝えている。実は当初からベッカムからの返答は期待しておらず、現状をより広く知ってもらうための話題作りとしてこのアクションを起こしたというものだった。
動画はライセットがベッカムの雑誌『ATITUDE』の表紙もシュレッダーにかけたところで終わる。ちなみにこのシュレッダー行為に対して『ATITUDE』の編集部に許可を申し出たところ、「喜んで賛同します」との回答があったとか。
ライセットの行動にポップシンガーのウィル・ヤングらも支援のコメントを発表している。
大物ロックシンガーのロッド・スチュワートは、100万ドル(約1億4000万円)のギャラで開会式でのパフォーマンスの依頼を受けていたが、「ワールドカップに関わることは正しいとは思えない」として断ったとインタビューで明かしている。
ちなみにアンバサダーのベッカムのギャラは1億5000万ポンド(25億500万円)と報道されている。
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【画像】「関係を絶たないと現金を粉砕…」W杯で高まるカタール批判、親善大使のベッカムに“脅迫めいた”呼びかけも
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ベッカムにあてたメッセージの内容は?
24 hours to go…#benderslikeBeckham pic.twitter.com/Wq9CZsyHxJ
— Joe Lycett (@joelycett) November 19, 2022
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