「また帰ってきて…」住民騒然、小さな港町に現れた謎の巨大アヒルの人気者“ジョイ”が大脱走

  • 文:山川真智子
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CBS Sunday Morning-Twitter

アメリカ東海岸に位置するメイン州ベルファストは、人口7000人弱の小都市だ。かつて海港として栄えたベルファスト港は、現在では穏やかで美しい港として、ヨットやボートを楽しむ人々で賑わっている。ところがこの港の船着き場に、昨年の夏、突如巨大なアヒルのおもちゃが出現した。持ち主も置かれた目的も分からなかったことから、謎の巨大アヒルとしてかなりの見物客を集め、意外な宣伝・経済効果を生んだという。そのアヒルが、今年10月に再び港の船着き場に現れた。町の人々は大歓迎したが、数日後に強風に吹かれてアヒルが沖へと流される事件が発生。予期せぬ大脱走に、町中が大慌てとなった。

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持ち主、目的も不明 突如現れ町の人気者に

巨大アヒルの出現は、地元メディア、ニュースセンター・メインが報じている。ベルファストの港湾管理者によれば、アヒルが現れたのは昨年の8月で、歩道橋と船着き場の間の水中に固定されていたという。誰が何の目的で置いたのかは不明で、ずっと同じ場所に浮かんでいた。

謎の巨大アヒルのニュースはあっという間に広がり、近隣の州からもたくさんの人々が一目見ようと港を訪れた。胸には「喜び」を意味する「JOY」の文字が書かれていたことから、アヒルはジョイと呼ばれるようになり、コミュニティの人気者になった。

昨年夏に突然現れたゴム製の巨大アヒル、ジョイ。

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全国ニュースでも紹介された。かなりのサイズ感だ。

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今年も来てくれた!町を挙げて大歓迎

ジョイはその後ベルファストから姿を消したが、今年10月になり再びアヒルが港に現れたとニュースセンター・メインが報じた。戻ってきたアヒルの胸には、「より大きな喜び」を意味する「GREATER JOY(グレーター・ジョイ)」の文字があったという。

ベルファストの商工会議所の運営マネージャーは、アヒルがもたらす笑顔とビジネスを歓迎するとし、再訪を喜んだ。市民もジョイとの再会の喜びをソーシャルメディアでシェアした。

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Rose Skidgell-Facebook

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まさかの大脱走 アヒルの行きついた先は…

ところが10月27日のお昼ごろ、船着き場につながれていた留め具が強風で外れ、ジョイは風に乗って港の外へと漂流を始めた。ニュースセンター・メインによると、港の担当者が捕まえるためにボートで追いかけたが、風が強すぎて引き戻せなかったという。多くの市民が心配し、「逃げる」ジョイの姿を追跡・撮影していた。

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Robin Webster-Facebook

結局、ジョイは逃走途中に岩場で座礁したようだ。その後どうなったかは現時点では不明だ。

ひっくり返ったジョイ

大脱走で騒動を起こしつつも、人々から愛される巨大アヒルのジョイ。来年は、最高の喜び「グレイテスト・ジョイ」として、港に戻ってきてほしい。

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【画像・動画】「また帰ってきて…」住民騒然、小さな港町に現れた謎の巨大アヒルの人気者“ジョイ”が大脱走

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CBS Sunday Morning-Twitter

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持ち主、目的も不明 突如現れ町の人気者に

昨年夏に突然現れたゴム製の巨大アヒル、ジョイ。

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全国ニュースでも紹介された。かなりのサイズ感だ。

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Rose Skidgell-Facebook

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まさかの大脱走 アヒルの行きついた先は…

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Robin Webster-Facebook

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ひっくり返ったジョイ