帰ってきた日本グランプリ! 「ロレックス」はなぜF1シリーズを支えるのか?

  • 文:青山 鼓
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日本グランプリはもちろん、2022年F1シリーズ全戦でロレックスがオフィシャル タイムピースを担当。Photo: ©︎Rolex / James Moy

日本にF1が帰ってきた。

2022年10月7日から9日にかけて、三重県の鈴鹿サーキットで2022年F1第18戦、日本グランプリが開催された。過去2年、新型コロナウイルス感染症で海外から日本への入国が制限されていたため鈴鹿での日本グランプリ開催は見送られたが、ようやく今年度、開催にこぎつけた。週末の天候はあいにくの雨模様にもかかわらず、日本でのF1グランプリを心待ちにしていたファンが多数来場。集まった観客は、3日間で約20万人にものぼった。

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チケットは完売。もともとF1のファンが多い日本ではあるが、3年ぶりの開催ということで鈴鹿での日本グランプリには高い注目が集まった。Photo: ©︎Rolex / James Moy

全開走行するマシンを見られる時間こそ限られたものの、世界最高峰の腕利きたちが0.1秒でもラップタイムを削ろうと、全身全霊を注ぐ予選タイムアタックは、幸いにもドライコンディションとなった。最高速度が時速300kmを超し、モータースポーツの最高峰の技術が注ぎ込まれるスリリングで迫力のある戦いが繰り広げられた。

期せずして今年2022年は、ロレックスがF1のグローバルパートナーおよびオフィシャルタイムピースを務めて10シーズン目となる節目の年。その関係を象徴するピットレーンクロックを筆頭に、サーキットの随所にロレックスのロゴが掲出されている。

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公式計時の運用はFIAとFormula 1が行っている。1000分の1秒まで正確に測るためには高い技術が要求される。Photo: ©︎Rolex / James Moy

ロレックスは、高い性能と精度を追求してきた腕時計ブランドだ。0.1秒、または0.01秒を追求するモータースポーツとは、追い求めるものの親和性が高い。遡れば1930年代から、ロレックスはモータースポーツをサポートしてきた。現代でもF1のほか、ル・マン24時間レース、FIA世界耐久選手権、ロレックス デイトナ 24時間レースなど、世界中で数々のレースを支えている。

共通するのは、いずれの舞台もグローバルであり、かつ卓越した技術の追求であり、そして時との戦いであるという点だ。

そしてモータースポーツにはもう一つの側面がある。それは上流階級の人々にとっての社交場であるということ。F1日本グランプリにおいても、各チームのピットが並ぶピットレーンの上には、充実したホスピタリティルームが用意されていた。食事やワイン、シャンパンがふるまわれるなか、チームのスポンサーや参戦するメーカーの市販車のオーナーが招待されるラウンジで、招待客は優雅にレースを観戦していた。

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優勝したマックス・フェルスタッペンにトロフィーを渡すプレゼンターを務めた、かつての名ドライバー、ジェンソン・バトン。ロレックスがパートナーシップを結ぶ、ロレックス テスティモニーの一人である。Photo: ©︎Rolex / James Moy

モータースポーツだけでなく、馬術やヨットレース、ゴルフトーナメントやテニスなど卓越性を追求する共通の価値観をもつ団体とロレックスはパートナーシップを結んでいる。そこには、限界に挑み続けるチャレンジ精神、そしてコンマ1秒の精度を追求する技術に加えて、エレガンスという要素も通底する。

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雨中のレースとなった日本グランプリ。遠方から足を運んだファンの熱意が伝わったか、レースは終了まで行われた。Photo: ©︎Rolex / James Moy

ロレックスはその創業から、ただ優れた腕時計をつくり続けてきただけでなく、文化を支えることにも積極的に取り組んできた。その数々のストーリーが、地球上のあらゆるところで支持される唯一無二のブランドをつくり上げていると言えるだろう。

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