街よりおしゃれな大人女性の旬はこれ!セレクトショップ大集結イベントでチェック

  • 写真・文:高橋一史

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「大人かわいい」って言葉ご存知です?
どこぞの女性誌かライターさんが思いついたファッション用語なのだと思いますが、
男性からしたら「なんだ?」っていう。
現代の女性スタイルを巧みに言い表したいい表現です。
ひと昔前の「年相応」が単に老けた人(センス含む)になりがちなことに皆が気づいてから、
「そういうのいいから」と着たいものを着ることが広まっていったのでしょう。
女性は服を着るのが上手ですから(大人男と比べて)、
遊び気分のあるウキウキしたアイテムを身に着けても、幼くチープにならないようにコーデを工夫します。
こうしたコーデやアイテムの提案がもっとも巧みなのがセレクトショップ。

一般女子層やOL層の流行ファッションなら、ルミネ系商業施設などに出店してるスナイデルらを展開する「マッシュホールディングス」各ブランドあたりがもっとも得意かと思いますが、
趣味性を重視する人にはセレクトショップが欠かせません。

ここに紹介するのはドゥーズィエムクラス、イエナ、スピック&スパン、ジャーナルスタンダード、シティショップといったファッション通御用達の人気店を有するグループ会社、「ベイクルーズ」のラインアップお披露目展示会の様子。
取引先やメディアを招待したイベントです。
2022-23年秋冬シーズンを凝縮させたこれらから、目に留まった注目どころをお届けしましょう。

いまどき社内フロアにこれほどつくり込んだブースを並べる展示イベントなんて、ほかじゃ考えられません。
ベイクルーズ恐るべしです。
凝ったプレスルームのビームスでさえ、ここまでの打ち出しはしてませんから。

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全体傾向のキーワードは「カラフル」。
色がアクセントです。
ただベイクルーズの各店はもともとビンテージやフレンチトラッドがベース。
モード系やモノトーン系ではありませんから今季に限った話ではないものの、色を使う着方はいつも以上な印象でした。

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世界的トレンドのグリーンを軸に色を打ち出して、アメリカンプレッピーを足したスピック&スパン。

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スクール系のこの2体めっちゃ好きです。
年齢と顔面偏差値が問われちゃうコーデではありますが、これを基本として自分流にアレンジしてみたり。
右のルーズなレタードカーディガンが着回しできそう。

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ここでいったん若者系を。
20代をターゲットにしたオリエンス ジャーナル スタンダード。
ジェンダーレスで、古着屋テイストですね。
ブランドの運営者も20代というリアリティ。
大人には似合いにくいですが(若い子は顔がツルッとしてるからアクが強いラフな服でも中和される)。
10年経てば彼らも30代。
次なる大人スタイルがここからやってくると思うと、気にせずにはいられません。

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安定のイエナ。
ここ数年の傾向を踏まえたネオベーシックスタイル。
肩線からはみ出すニットベストも、近年人気が高いトレンドアイテム。

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手前の「青シャツ+英国調チェックのケープ風ストール+キャップ」、これも大好き。
マスキュリンで浮かび上がらせる女性らしさを狙うコーデ。
ただこれも上級者というか、顔面偏差値問われそうだなぁ……。
野暮ったさギリギリは難しいのです。

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「真の大人女性へ」のヴェルメイユ パー イエナ。
貫禄ありますね。
記事冒頭で述べた「年相応系」なのですが、セレクトショップらしくトレンドのエッセンスがちりばめられてます。
赤はもともとのブランドカラー。
ロングブーツ、シフォン(透ける)アイテム、70年代感覚あたりがキーでしょう。

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アパルトモン。
もとはドゥーズィエムクラスから派生したブランド。
最初の店が青山・骨董通りでしたから、コアなファッション好きがターゲットなのでしょう。

70年代アウトドア、エスニックあたりが旬のテイスト。
きれいめな大人バッグで野暮ったさを回避。
アパルトモンはずっとこんな感じですよね。
例年よりメンズカジュアルっぽいかなぁ?独自のスタイルを貫く実力派。

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では最後にメンズセクションもチラ見しておきましょう。

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ジャーナルスタンダード レリューム。
ジャーナルの名がつくレーベルのなかでも、エッジーな感性をいつも感じて私的に好きな存在です。

でもフツーのメンズカジュアル?
なのですが、レトロスポーツ、ショート丈アウター、ミリタリー調などに時代感が漂います。
復活してきたこのスタイルを「アメカジ」と呼ぶ人が多いようですが、わたしは「デニムカジュアル」と言い表してます。
なぜなら古き良きアメリカ文化、炭鉱夫や牧場作業員らの肉体労働者といったストーリーとは切り離された、
単なる新鮮な服としてのリバイバルに思えるからです。
アメリカに憧れた世代のノスタルジーで捉えてしまうと、認識を誤る気がしてなりません。

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エディフィス。
右と中央はスーツに見えて着回し自在なジャケパンってとこが、新しいドレスアップ提案なのでしょう。

左端の60〜70年代風ピーコートスタイルがよいですね。
インナーが鮮やかなブルーモックネックなのが今年風。
自然にフェードさせた色落ちデニムも、大人が穿いて汚らしく見えない絶妙なバランス。
シューズはエディフィス流なら上品なローファーや白スニーカーあたりになりそう。
私がスタイリストとして組ませるなら、ダッド系スニーカーやミリタリーブーツにします。
ゴロッとダサいくらいのシューズで男くさく、でもミニバッグを斜めがけしてモード感を加えると、
カッコつけすぎずモダンだと思うのですが皆さんはいかがです!?

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All photos&text©KAZUSHI

KAZUSHI instagram
www.instagram.com/kazushikazu/?hl=ja

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【画像】街よりおしゃれな大人女性の旬はこれ!セレクトショップ大集結イベントでチェック

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高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。