ファッショナブルかつ機能性に富んだ、障がいを持つ女性のための新しいアンダーウェアの販売が開始され、話題を呼んでいる。
美しいデザインのランジェリーを身につけることには、全ての女性の気分を明るくさせてくれるパワーがある。
しかし、手足を自由に動かすことのできない人にとって、背中でブラジャーのホックを留める動作や、ショーツを履くために脚を上げる動作は難易度が高く、着脱に時間がかかってしまう。そのため彼女たちは、ファッション性より機能性を重視したランジェリーを選ばざるをえない状況にある。
今回のアンダーウェアは、そんな課題に正面から向き合った。
ブラジャーはセクシーで美しい形を保ちながら、フロントで開閉ができ、留め具にはマグネットを使用していることで、ホックを留める複雑な動作をすることなく簡単に着脱できる仕組み。ショーツはレースのディティールがあしらわれ、可愛らしさをみせながらも、横開き式で足を上げずに座ったままでも寝たままでも着脱できる。
SNSでは「夢のような下着!」「こんなブラを探してた!」「関節リウマチで一般的なブラを身に付けることが難しかったため、本当に嬉しい!」など、当事者からも絶賛の声が寄せられている。
開発は、アメリカンイーグルの姉妹ブランドAerie(エアリー)とLiberare(リベラーレ)の共同によるもの。リベラーレは障がいの有無にかかわらず、全ての女性が美しくあり続けられるよう、当事者の声を積極的に汲み取りながら、ファッション性を犠牲にすることなく、機能的なランジェリーを考案しているブランドだ。
自身も肢体不自由であるリベラーレのチーフ・クリエイティブ・オフィサーのアリッサ氏は「障がい者のためにデザインされたランジェリーは、ほとんどが医療用で、可愛くもなく、セクシーでもない。障がい者が着て美しいと感じるものは世の中にあまりありません」と、発売に至った思いを語っている。
ファッションは、誰もが自分らしさを表現できる最も身近なツールのひとつだ。だが、たくさんの選択肢の中から自分のお気に入りの服を選べる人たちにとって、きっかけがなければ肢体不自由な人たちの状況に気づくことができない。
全ての人に多様な選択肢が用意され、自分らしくいることを諦めなくてもよい…そんなインクルーシブ社会の実現が近づいている。
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【出典】
https://www.ae.com/aerie-real-life/2022/08/18/aerie-x-liberare-the-disability-partnership-youve-been-waiting-for/
https://www.famouscampaigns.com/2022/08/aerie-launches-new-underwear-line-for-disabled-persons/