ファッションシーンを創造する世界のトップブランドが、2022年春夏シーズンに提案する最新スタイルとは? 各ブランドが発表したショーやルックから、日本展開されるアイテムを紹介しよう。いますぐオンライン購入できる服やグッズも併せてお届けする。
ディオールの春は、メゾンの原点回帰
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注目度もデザインの奥深さにおいても、メンズモードのトップを走るディオール。かつてのディオール オムの名称から2018年にディオールのみになりウィメンズとも統一されたが、その変化は同メゾンが歩む現在の方向性を示している。世界のファッションの流れが激変し、人々がパーソナルな服装を望むようになった“パンデミック以降”の今季、ディオールが着目したのはメゾンのアーカイブの見直し。男性を定義づける独自のボキャブラリーや表現を現代流に解釈した。
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ディオールは春と夏で店頭展開するコレクションを分けている。ここに紹介するのは春のライン。アーカイブの探求は創設者のクリスチャン・ディオールが1947年に発表した最初のショーにまで遡り、レオパードのモチーフがメンズウエアに採用された。オートクチュール部門をもつメゾンならではのテーラリングは、ジャケットの上からベルトを巻きシルエットに動きをつけることでより優雅に。多くのアイテムに登場するハートを模した「CD」ロゴは、かつてデザイナーだったマルク・ボアンが60年に考案したもの。現在のメンズを率いるキム・ジョーンズがモダンにアレンジして歴史をいまにつないでいる。
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スニーカーで快適に過ごす着こなしも、ニューノーマルの日常にフィットする。単なるオーバーサイズでなくメリハリをつける全身シルエットが最近のトレンド傾向だが、ディオールはパンツをゆったりさせることで表現。カラーパレットは控えめでアーシー。自然界との調和を感じさせるニュートラルな世界観である。ディオールの根本をなす“エレガンス”がスポーティに示された春。ファンならずとも気になるアイテムが満載だ。
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公式サイトでいま買える、スポーツ感覚の2アイテム
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www.dior.com/ja_jp/products/couture-213J530A0663_C075-christian-dior-atelier-BC
![ADDU114YKYH27E_E01 - High_Rendition.jpeg](/uploads/ADDU114YKYH27E_E01%20-%20High_Rendition.jpeg)
www.dior.com/ja_jp/products/couture-1ADDU114YKY_H27E-dior-lingot-26-89
ここに掲載するディオールのネット購入できるアイテムは、90年代以降のストリートファッションを通過してきた大人の心も掴むアクティブなテイスト。ベースボールシャツの胸の文字は、クチュールメゾンである誇りを示す定番ワードの「Christian Dior Atelier」。「ディオール オブリーク」柄の小型バッグは、軍モノにも使われる屈強なバックルのショルダーベルトでハードな顔つきがプラスされた。男性の服装をこれひとつで華やかにさせる、ワードローブに加えたい新発想バッグだ。