ダミアン・ハーストのインスタレーションで特別なひと時を。プラダ「プラダ モード モスクワ」が開催

  • 文:野村萌々
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「プラダ モード」は、会員の皆さんに音楽、食、会話を通してアートをユニークな形で体験できる、現代文化に焦点を当てた巡回型の会員制ソーシャルクラブだ。

プラダは、12月3日から4日にかけて、モスクワのLevenson Mansionを舞台に、アーティスト、ダミアン・ハーストのインスタレーションによる「プラダ モード」第6弾を開催した。「プラダ モード」は音楽、食、会話を通してアートをユニークな形で体験する、現代文化に焦点を当てた巡回型の会員制ソーシャルクラブ。日本での開催も期待されているイベントだ。


「プラダ モード モスクワ」では、ダミアン・ハーストが、インスタレーション 「ファーマシー」で歴史的建造物を一変させた。ハーストは、「ファーマシー」の初のインスタレーションをコーエン・ギャラリー・ニューヨークで発表し、その6年後の1998年には、ロンドンのノッティング・ヒルに同じ名を冠した、レストラン「ファーマシー」を創った。「ファーマシー」は、床から天井まで続く薬品戸棚と、特別に制作された蝶の絵をあしらったインスタレーションの空間に存在する、完全に機能するレストラン&バーとして考案。ハーストが手掛けたものは、家具、窓にあしらった巨大な分子の構造模型等の建築的ディテール、 ライトボックス、そして処方薬のリストから採用した壁紙のデザインだ。


モスクワの本インスタレーションでは、ロンドンのニューポート・ストリート・ギャラリーで展開している「ファーマシー 2」に続く、3店目となるレストラン 「ファーマシー」が登場。このレストランは、ハーストが初めて手掛けた 「ファーマシー」レストランのスタッフ用ユニフォームをデザインしたのが、彼の長年の友人であるミウッチャ・プラダであったことからも、プラダ モードのために 特別に作られるべくして作られたレストラン。


プラダ モード モスクワでは、2日間の開催期間に渡って、会員はいつでもクラブを利用でき、午前と午後の座談会や討論会、夜にはエキサイティングなパフォーマンスやライブミュージックのイベントに参加でき、特別に用意されたカクテルや食事を楽しんだ。日本での開催の日も近いかもしれない。

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