ニューバランスの中綿コートが優秀すぎて、思わずアラフォー男子と着こなしフォトセッション

  • 写真・文:高橋一史

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着ているアウターはニューバランスの新作チェスターコート。

最初から誰かをモデルとして撮影したかったワケじゃないんです。
でもブツ撮りではどうにもこの服の良さを伝えにくくて。
だからって私なんぞが着て自撮りしたら服のイメージダウン間違いなしですから。
似合う人に着ていただくことにしました。
ニューバランスの外部PRスタッフ、高畑さんに。

そう、今回ご紹介するのはニューバランスの中綿入りコート。
同ブランドはいま、日本男児に似合う(というかニューバランスの靴に合う)都会的コレクション「MET24」に力を入れています。
アパレルも含めた世界観をつくり上げる狙いがあるのでしょう。

ひょんなことで一着入手できて生活のなかで着て過ごしてみたら、ファッションブランドでは敵わないほど工夫満載な服なこと気づきまして。
皆さんにお伝えする意義があると思い、フォトセッションしてでもご紹介したくなったしだいです。

モードな見栄えのよさのみならず、生活道具として役立つ機能がてんこ盛り。
家でのパソコン仕事で眠くなったときソファーに横になり、このコートを毛布のように掛けて仮眠するほどの便利さ。
(そういう使い方は想定されてないんじゃないかなー…)
ダウン並みに暖かく、伸び縮みしてシワになりにくく、防水性があり水濡れや汚れに強い。
(コーヒーこぼしても泣かずにすむ)
ポケットがたくさんついてて、ちょっとした外出ならバッグ要らず。
似た服を持っている方でも、たぶん入手して損なしの出来栄えです。

撮影のスタート

高畑さんと決めた撮影テーマとは。

『あ〜そーですね……2パターンの着方があるといいんですよねー。一体は全身ニューバランスで、もう一体は大人系で。スタイリングの調整はまぁ、当日のプレスルームでなんとなくってことで……。マフラーとかの小物類も少し持っていきますし。場所はそーですねー、社内とか周辺の道とかで。時間は夜近くってことで、まぁそんな感じで……』

さあ! 練りに練った知性溢れるコンセプトを引っさげてシューティング開始です。

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大人のストリートスタイル

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主役のコートの下に着たトップはダブルのテーラードジャケットで、ボトムはスウエットパンツ。
シューズも含めすべてニューバランス。
ジャケットとシューズは高畑さんの愛用品。
コートとパンツはサンプル品を拝借。

ストリートのムードを出したくてビーニーを被っていただきました。
インナーに黄色を入れて、顔周り華やか効果と、黒との印象的なコントラストを狙ったコーデ。
コートはスポーツ素材だからコーチジャケットやダウンジャケットと同じ気分で羽織れます。
コーデも同様のバランスでOK。

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雨や寒さから手を守る、甲に被さる袖先の外側だけが長い仕様。
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外側には左右にオープンポケットがあり、脇下にはコンシールファスナーの隠しポケットも装備。内側にも片側に隠しポケット。すべてのポケット内部は肌触りよく暖かなフリース生地。
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2レイヤーで防水性の高い生地はストレッチ性が強く、身体の動きが自由。この柔らかさで防水膜を貼りつけた2層生地とは!裾のバックベントも深く、足さばき良好。袖先にブランドロゴがついている点は好みがわかれそう。

ほかにも、襟を立てると首元でボタン留めでき外気を防ぐディテールを装備。
フロントはMET24シリーズのアイコンであるスナップボタンで、手袋をしたままでも付け外ししやすいタイプ。
裏地は真冬に嬉しい静電気防止素材。
中綿は軽く保温性の高いプリマロフト(人工羽毛)。
私は室内でコートを脱いだとき、くるくると丸めて置いちゃってます。
フカフカ生地ならではのラフな扱い。
見た目はごくシンプルなお洒落着なのに、「よくぞここまで!」と言いたくなる凝りに凝った服です。

ただし袖のロゴは街で着る用途の私は、「ないほうがよかったなー」と正直思います。
ブランドもののロゴ入りTシャツすら着ない人間としては。
襟裏についてるくらいが小粋かと。

とはいえジムの行き帰り、競技観戦、マラソン出場などスポーツシーンで着るなら、ロゴがあることで気分が上がりそう。
森や山周辺の散歩でもロゴ入りが似合います。
いつどこで着るかしだいですね。

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シックに冬の装いを

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ストリートスタイルに続くのは、がらりと変えた大人シックな装い。
このどちらにも対応するのがこのコートの奥行きの深さ。
「インナーを厚手ニットで」、と高畑さんにお願いしたカーディガンにブラックデニム(ともに彼の私物)姿に、私が持参したネックウォーマーをプラス。
全身の色を3色以内にするトラッドなメンズセオリーに基づいたコーデです。
上半身(顔周り)に人の目線を誘導すると背が高く見えるので、ご存じない方は覚えておきましょう。

スポーツ系ウエアにしては着丈がかなり長いのもこのコートの特徴。
肩線が丸っこくシルエットも丸く、でもエレガント。
巧みなバランスです。

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高畑さんのご協力に感謝!
近頃は大人男性を撮るのが楽しいです。
自分が年食ったせいなのでしょう。
仲間意識というか。

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写真は公式ECサイトより転載。「MET24 Padding Chester Coat」35,200円(税込)。

オンラインでも購入可能です。
色はブラックのみ。
サイズはM〜2XL。
私向けのSがなくMを着てますが、イマどきなゆったり服ですから大きくてOKでした。
(でも袖はまくらないと無理)
フリースの上に羽織っても窮屈じゃないし、この冬は近所の買い物でも毎日着そうな気に入り具合です!

ALL PHOTOS © KAZUSHI

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。