手放せなくなるほど心地いい、なめらかなカシミアニット

  • 写真:加藤佳男
  • スタイリング:飯垣祥大
  • 文:Pen編集部
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朝夕は肌寒さを感じるいまの季節、アウターの下にニット1枚あれば心強い。せっかく着るなら、なめらかで気持ちのいいものを。一度着ると手放せなくなるカシミアニットを、4ブランドでセレクトした。

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自然な製法でつくられた、長く愛用できる逸品

英国ビジネス界の権威といわれる英国女王賞。その「持続可能な開発」部門で今年受賞した、ジョンストンズ オブ エルガン。このニットは原毛から製品までの工程を自社で管理し、化学薬品もほぼ使わずに生産。繊維への負担も少なく、長年愛用しても美しい風合いを保つ。¥121,000(税込)/ジョンストンズ オブ エルガン(渡辺産業プレスルーム TEL:03-5466-3446)

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素肌の上から感じたい、極上素材の気持ちよさ

カシミア素材9等級のうち最高級の糸を使用。国内生産ならではの卓越した技術で、ふんわりした風合いとファー加工を組み合わせ、素肌に纏っても心地いい触感に。コーディネートが暗い色みになりがちな季節、顔色に映えるバーミリオンオレンジが目を引く。¥91,300(税込)/インディゴ エイエム(インディゴ アンド カンパニー eメール:info@yindigo.com)

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膨大な糸量で実現した、弾力あふれる質感

デザイナーの水谷愉が、愛するチャンピオンのパーカを、最高級のホワイトカシミア100%のニット地で表現。素材のもつ弾力を最大限に活かすため、糸量は通常のニットの3倍以上をふんだんに使用。極細のカシミア毛を束ね、太い繊維として詰めているので耐久性も抜群だ。日常使いしたい。¥104,500(税込)/ボーディ(アルファ PR TEL:03-5413-3546)

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カシミアニットの雄による、トラッドな傑作

上質なカシミアニットで名高いブランド、ヘリル。こちらはところどころに見られるネップまでカシミアで手がけた贅沢なつくりだ。着心地はソフトでなめらかな一方、ゆったりとしたシルエットやケーブル編みがトラッドな印象を与える。濃紺のデニムやスラックスと合わせて、品よく着こなしたい。ニット¥99,000(税込)/ヘリル(にしのや TEL:03-6434-0983)

※こちらはPen 2021年12月号「腕時計、この1本と生きる」特集よりPen編集部が再編集した記事です。