進化が止まらない、 個性派揃いのデニムパンツ

  • 写真:加藤佳男
  • スタイリング:飯垣祥大
  • 文:Pen編集部

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定番のデニムパンツにもリサイクル素材やハイテク素材が用いられるなど、その製法に新たな動きが広がっている。時代とともに進化するデニムパンツに注目だ。

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スラックスのように穿ける、上品顏の一本

フランスのパンツ専業ファクトリーであるベルナール ザンスのデニムは、サイドアジャスター、2インプリーツ、ワイドテーパードなど、伝統とモダンの要素が品よくミックス。素材にヨーロッパ産のオーガニックコットンを使用、スラックスのような佇まいで洗練された雰囲気を醸す。¥41,800/ベルナール ザンス(シップス 銀座店 TEL:03-3564-5547)

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古着から生まれた、リサイクルデニム

ファッション業界にもファンが多い、クラス。その新作は、古着のデニムを粉砕して紡績し直した糸をスペインから輸入し、岡山県倉敷市の児島にてションヘル織機で織り上げたセルビッチデニムを使用。リサイクル素材なので縫い糸なども含む点がユニーク。染め直しをしていないのも特徴。¥38,500/クラス(ウィリー www.wheelieltd.jp)

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まわりと差がつく、ブラウンデニムという選択

人気ブランドのオーラリーから、ブラウンデニムが登場。いちからつくりこんだ素材は、⽶綿のムラ⽷を限界まで強撚し織り上げたもの。洗い込んでも⽣デニムのようなカリッとした⾵合いを楽しめる。センタークリース入りのストレートシルエットはアメカジっぽくなりすぎず、着こなしの幅が広がりそう。¥26,400/オーラリー(オーラリー TEL:03-6427-7141)

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最新技術を詰め込んだ、モダンなデザイン

人間工学に基づいた3Dパターンのカッティングや、中空糸を使用してつくられたハイテクデニム。中空糸の役割は軽量さだけでなく、モイスチャーコントロールの機能も果たす。縫い代にシームテープ処理を施した立体裁断により、快適な着心地とフィット感を両立する。¥39,600/ヴェイランス(アークテリクス コールセンター TEL:03-6631-0833)

※こちらはPen 2021年11月号「挑むモード、触発するアート」特集よりPen編集部が再編集した記事です。