そのひとクセが味わい深い、 変化形ホワイトシャツ

  • 写真:加藤佳男
  • スタイリング:飯垣祥大
  • 文:Pen編集部

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秋に向けていち早く手にしておきたい、清潔感のあるホワイトシャツ。今週ピックアップしたのは、一見シンプルだけど、デザインにひと手間加えた味わい深い4タイプのシャツだ。

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高級生地でつくる、襟元の華麗なフォルム

パリの名門シャルベ社の生地を使った瀟洒なドレスシャツ。 薄手だが張りのあるコットン 素材を使用。直線的でコンパ クトなシルエットは、英国の ボーイズシャツをヒントにしているのだとか。ボウタイ襟は、ひとつ結び、リボン結び、 結ばずに垂らすなど、アレンジ次第で多彩な表情を楽しめる。¥88,000(税込)/ブラミンク(ブラミンク TEL:03-5774-9899)

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白シャツ専門ブランドで選ぶ、渾身の一作

パリ10区で誕生した白いシャツだけを扱うブランドから、注目の一品をピックアップ。ややゆったりとしたサイズ感のスキッパーシャツは 、コットン100%ながらも細畝のコーデュロイ仕立てでヴィンテージ感が漂う。首元のブランド名がタグではなく、刺繍で縫い付けられている点も心憎い。¥44,000(税込)/ブリエンヌ パリ(トゥモローランド TEL:0120-983-522)

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交差するテープで、陰影が絶えず変化する

デジタル時代の流れとは真逆の、手仕事を活かしたシャツがこちら。3cm幅のテープをメッシュ状にゆるく編み込むことで生まれた前身頃の凹凸は、動くたびにかたちを変え、シャツの上に光と影が織りなす複雑なコントラストを描き出す。¥52,800(税込)/ピリオ ド フューチャーズ(ピリオド フューチャーズ eメール:info@periodfeatures.in)

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主役も脇役もこなす、嫌みのないバランス

クラシックなシャツのディテールに、シャープな襟のデザインと幅広の比翼布が絶妙なバランスをなす一着。生地は通常 のシャツ地より番手と打ち込みを上げて織られたシルク混のコットンタイプライターで、張りがありながらもなめらかな タッチ。ラウンドカットの裾はアウトでもインでもきれいに着られる。¥39,600/イレニサ( イレニサ TEL:03-6427-6954)

※こちらはPen 2021年10月号「捨てない。」特集よりPen編集部が再編集した記事です。