“世界が尊敬する日本人100人”に選ばれたダンサー・小野雅子が、東インドの古典舞踊の世界を案内

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    「INSPIRE THE ODISSI」では東インドの古都オディシャの手仕事と東京のファッションが出会った衣装の展示のほか、現地の工芸品などの販売も。9月1日(水)から公開される「Border Line in TOKYO」の記録映像と合わせて楽しみたい。

    東インド・オディシャ州発祥の古典舞踊としてオディッシーの踊り手として、日本人でただ一人インド政府から公認を受けている小野雅子の来日を記念して、2021年9月1日(水)〜21日(火)、西武池袋本店4階にて「INSPIRE THE ODISSI」が開催される。

    小野は幼少の頃よりモダンダンスを学び、東京外国語大学のインド・パキスタン語学科で学んだ後、世界レベルのインド舞踊家を輩出する舞踊学校、ヌリッティアグラムでオディッシーを習得。2001年にソロデビューを果たし、以降インドや日本を中心に世界中で公演を行ってきた。


    『Newsweek』誌の「世界が尊敬する日本人100人」にも選ばれた彼女は、2009 年、インドと日本の若手アーティストの育成やオディシャ州の文化を発信することを目的とした財団「MUDRA foundation」を設立。同財団の主催するパフォーマンスフェスティバル「オディシャ・ビエンナーレ」は、インド国内外の気鋭アーティストを招いての公演を開催するだけでなく、地域の文化資源の価値発信も行うなど、アートやデザインを通じた地域社会の文化力の底上げにも取り組んでいる。


    小野は日本とインドを中心としたクリエイターらととともに、多様な分野の境界線を超えて活動を展開する「Border Line Project」を、東京都のTokyo Tokyo FESTIVAL助成事業としてローンチ。今年7月には東京芸術劇場にて「Border Line in TOKYO」の公演を有観客で行うはずだったが、新型コロナウイルス感染症の影響で無観客で行い、収録を行うこととなった。この時の模様は9月1日(水)よりオンラインにて公開される。


    「INSPIRE THE ODISSI」の「Border Line in TOKYO 衣装展」では、この公演で着用したモダンな衣装や、文化服装学院の学生がデザインした独創的な衣装、それに伝統的なオディッシーの衣装の計5点を展示。国やジャンル、世代を越え、進化するオディッシーの世界を紹介する。一方、「POP UP SHOP」ではオディシャ州の伝統的な織物であるイカット(絣)を使って文化服装学院の学生がデザインした1点もののアイテムや、オディシャ州の山間部に住む先住民族が手がける真鍮の工芸品、日本人クリエーターがモダンにデザインしたゴールデングラスのバッグ、1969年創業のインド発ライフスタイルブランド「the shop」のアイテムなどを展示販売するので、こちらもお見逃しなく。

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    (左)オディシャ州の伝統的な織物であるイカットを使った口金ポーチ ¥5,500(右)イネ科の植物ゴールデングラスを使った「ASA_tote bag」¥27,500〜
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    日本人としてただ一人、インド政府公認のオディッシーの踊り手として活躍する小野。日印を文化で繋ぐ活動にも力を入れている。

    「INSPIRE THE ODISSI POP UP SHOP〜インド・オディシャ州のダンスと工芸品〜&『Border Line in TOKYO』衣装展」
    会期:2021年9月1日(水)〜21日(火)
    会場:西武池袋本店4階(POP UP SHOP:中央A7 イベントスペース NEWS/衣装展:南A11 婦人服フロア特設会場)
    東京都豊島区南池袋1-28-1
    TEL:03-3981-0111(代表)
    時間:10時~20時
    https://www.sogo-seibu.jp/ikebukuro/topics/page/1546459.html