公共建築の雄「3xn」などが手がけた、ユニークで人に優しいヒーリング建築

  • 文:冨田千恵子

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Photo: Adam Mørk

COPENHAGEN コペンハーゲン
デンマーク

デンマーク医療の最前線、コペンハーゲンの国立病院「リゥスホスピタル」。臓器移植からコロナウイルスの治療まで対応するこの病院に、新しい北棟が加わった。「患者に寄り添うヒーリング建築」がコンセプトで建築事務所「3xn」を含むプロジェクトチームが設計を担当した。

3xnといえば、教室のない学校や円盤型の水族館など、ユニークな建築で知られる。この病棟ではピロティがジグザグ型をしており、スタッフがおもに行き来する廊下はガラスのファサードになり、上階の病室からは隣接する広大な公園の緑が見え、患者は治療や療養に専念できる。2021年ヨーロッパヘルスケアデザイン賞も受賞した、注目の建築物だ。

https://3xn.com

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