「吸引」と「水拭き」を同時に! 考えて働く、頼れるロボット掃除機が登場

  • 文:神原サリー

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DEEBOT T9+/ディーボット T9+
〈ロボット掃除機〉

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自動ゴミ収集機を同梱した「ディーボットT9+」。掃除が完了すると清掃時にたまったゴミを自動で密封型紙パックに吸い上げてくれる。¥129,800(実勢価格)

ニューノーマルな暮らしの中で、掃除の習慣も少し変化したのではないか。留守中にとことんきれいにしてくれるロボット掃除機もいいが、在宅中に静かに、スピーディに掃除してほしい。そんないまの気分にぴったりなのがエコバックスの「ディーボット T9+」だ。吸引と水拭きが同時にできるのに加え、自動ゴミ収集機付きでゴミ捨ての手間も要らない。なにより、部屋の片隅でエネルギーチャージ中も、オールホワイトの佇まいに清潔感があり、インテリアの邪魔をしないのがいい。

驚くのが3D物体回避(トゥルーディテクト)2.0搭載による、障害物の識別精度の高さだ。障害物のサイズによって回避するタイミングを考えながら動くため、家具に限りなく近づきながらもぶつからず、コード類にも絡まずにすいすい進む。テーブルや椅子の周辺は入り込むと出てくるのに時間がかかるものも多い中、賢く判断して椅子の間をすり抜ける様子には恐れ入る。

水を入れたモッププレートを付けると、細かく振動しながら水量を調節して吸引と水拭きを行う。何度も往復しなくても、こびりついた汚れがきれいに。カーペットを検知すると自動で回避するのも素晴らしい。

エアフレッシュナーのカートリッジを装着して吸引清掃を行うと、部屋の中にフルーティなワイルドブルーベルの香りが広がる。種類や強さなど好みに合わないこともあるため、この機能はいかがなものかと案じていたのだが、これが思いのほか快適な空間づくりに貢献する。IFRA(国際香粧品香料協会)のガイドラインを厳守して製造されていることや、香りの繊細な配合が功を奏しているのだろう。20年以上にわたる同社のロボット掃除機の技術が結集した一台といえる。

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障害物を回避する機能もますますアップグレード。3D構造化ライト技術を用いた。側面のカメラと投射機の組み合わせで障害物を立体的に検知し、避けてくれる。

神原サリー

新聞社勤務を経て「家電コンシェルジュ」として独立。豊富な知識と取材をもとに独自視点で発信。東京・広尾の「家電アトリエ」をベースに、テレビ出演や執筆、コンサルティングなど広く活躍中。

●エコバックスお客様相談センター TEL:0120-539-639