桑田佳祐監督の伝説的映画『稲村ジェーン』が約30年越しに初Blu-ray&DVD化!

  • 文:上村真徹

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『稲村ジェーン』。当時はミュージシャンが映画監督を務めるのは異例だったが、1990年の日本映画配給収入で4位を記録するヒットとなった。

桑田佳祐が監督・音楽を担当し、1990年に全国で350万人を動員するヒットを記録した青春映画『稲村ジェーン』。桑田は同作のために10数曲もの新曲を書き下ろし、主題歌の「真夏の果実」や挿入歌の「希望の轍」など、時代を超えて愛され続ける数々の名曲が誕生した(桑田は盲目の歌手役で出演し、劇中で「愛は花のように(Olé!)」を熱唱)。そんな“伝説の音楽映画”が初めてBlu-ray&DVD化され、2021年6月25日(金)にリリースされる。

監督の桑田佳祐は本作のBlu-ray&DVD化を受け、「いまから約30年前。まだまだひよっこの私が監督のみならず、欲張って主題歌や音楽もやってしまったという、若気の至りの極致ともいえる作品。そんな『稲村ジェーン』がいまさらながら作品化されるとのこと。うれしくもあり、同時に恥ずかしい気持ちもいっぱいです」とコメントしている。

1965年の鎌倉市稲村ヶ崎を舞台に若者たちのノスタルジックなひと夏を音楽とともに綴った本作は、1991年にレーザーディスクとVHSとして発売されて以降は一切パッケージ化されず、ほとんど見られる機会がなかった。このたびBlu-ray&DVD化にあたって当時のテープをデジタル・リマスタリングし、よりエモーショナルな映像と音によって『稲村ジェーン』の世界へ没入できるようになっている。

また本作は、6月12日(土)〜27日(日)に開催される、茅ヶ崎映画祭の開催10周年記念特別招待作品に選出。さらにリリース当日である6月25日には、イオンシネマ茅ヶ崎のほか東京・名古屋・大阪・札幌・福岡の全国5都市での同時上映会も決定。デジタル・リマスターされた音と映像を大きなスクリーンで堪能できる、またとない機会となっている。チケット販売開始日時は6月21日(月)に作品特設サイトにて告知される予定。

今年の夏は『稲村ジェーン』の世界と音楽に浸りながら過ごしたい。

Blu-ray & DVD『稲村ジェーン』 6月25日(金)発売
完全生産限定版(30周年コンプリートエディション)¥11,000(税込)、通常版¥7,700(税込)
https://special.southernallstars.jp/inamurajane/

同時上映会
開催日時:2021年6月25日(金)18:00〜
開催場所:イオンシネマ 茅ヶ崎(神奈川県)、ユナイテッド・シネマ 札幌(北海道)、TOHOシネマズ 日比谷(東京都)、109シネマズ 名古屋(愛知県)、TOHOシネマズ 梅田(大阪府)、TOHOシネマズ 天神(福岡県)
チケット販売:各映画館のインターネットチケット販売サービス及び窓口/自動券売機にて販売予定(先着順での受付)
※販売開始日時は6月21日(月)に作品特設サイトにて案内