この記事では五大ウイスキーのひとつである、アイリッシュウイスキーの代表的な4つの蒸溜所を紹介する。
関連記事:マップでつかむ、ウイスキーの “五大聖地”の歴史。
ブッシュミルズ蒸溜所
アイルランド最古を謳い、1608年に現在のアントリム州で操業を開始したとされるブッシュミルズ。アイリッシュ伝統の3回蒸溜を踏襲し、100%アイルランド産のノンピート麦芽を使用したシングルモルトと、ブレンデッドとを生産している。
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/statics.pen-online.jp/image/upload/news/irishwhisky/irishwhisky_FAiRRgA.jpg)
風光明媚な地に立つ蒸溜所。軽やかな飲み口と心地よいモルトの風味とがブッシュミルズの特徴だ。
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/statics.pen-online.jp/image/upload/news/irishwhisky/irishwhisky_NRSDQxc.png)
まろやかな味わいのアイリッシュ・ブレンデッド。「ブッシュミルズ オリジナル」 700ml ¥1969(税込)/アサヒビールお客様相談室 TEL:0120-011-121
オールドジェムソン蒸溜所
スコットランド移民のジョン・ジェムソンが、ダブリンのボウストリートに創設した蒸溜所で生まれた「ジェムソン」。現在、生産はミドルトン蒸溜所に引き継がれているが、伝統の3回蒸溜によるスムースな味わいは健在。旧蒸溜所の見学ツアーも人気。
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/statics.pen-online.jp/image/upload/news/irishwhisky/irishwhisky_NQQBklA.jpg)
旧ジェムソン蒸溜所に展示されるポットスチル。世界中から多くの観光客が訪れることで有名。
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/statics.pen-online.jp/image/upload/news/irishwhisky/irishwhisky_MBJ3MGQ.png)
「ジェムソン スタンダード」700ml ¥2278(税込)/ペルノ・リカール・ジャパン TEL:03-5802-2671
クーリー蒸溜所
1970年代から長く低迷したアイリッシュ。その復権の立役者が、87年創業のクーリー蒸溜所だ。ピート麦芽を使用し、2回の蒸溜を行うシングルモルト「カネマラ」をはじめ、多彩なウイスキーを生産。現在は、ビームサントリー社が所有する。
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/statics.pen-online.jp/image/upload/news/irishwhisky/irishwhisky_EnhpcGM.jpg)
国営のアルコール工場を再活用した蒸溜所では、伝統に縛られないウイスキー造りが行われる。
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/statics.pen-online.jp/image/upload/news/irishwhisky/irishwhisky_GYGHWJY.png)
心地よく香るスモーキーさ。アイリッシュでは希少なピーテッド・シングルモルト。「カネマラ」700ml ¥4620(税込)/サントリースピリッツ TEL:0120-139-310
タラモアデュー蒸溜所
ライトでスムースな飲み口を身上とするアイリッシュの中でも、最も軽くまろやかな酒質をもつのが「タラモアデュー」だ。1950年代の蒸溜所閉鎖後はミドルトン蒸溜所で生産されてきたが、2014年に復活。新生蒸溜所の動向も、注目を集めている。
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/statics.pen-online.jp/image/upload/news/irishwhisky/irishwhisky_IjKAeYk.jpg)
タラモアの町で復活を遂げた新生蒸溜所。旧蒸溜所の一部がビジターセンターとなっている。
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/statics.pen-online.jp/image/upload/news/irishwhisky/irishwhisky_GXYJk5c.png)
大麦の風味が軽やかに香る優しい味わい。「タラモアデュー 12年」700ml ¥2200(税込)/サントリースピリッツ TEL:0120-139-310
この記事は、2019年 Pen 10/15号「いま飲むべき一本を探して、ウイスキーをめぐる旅。」特集よりPen編集部が再編集した記事です。商品の価格は掲載時のものとなります。