禅の教えに触れ、心身のバランスを整える。アマン京都が限定ステイプランをスタート

  • 文:木藪 愛
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通常非公開の禅寺にて坐禅体験を。

京都の中心部から北へ約30分、鷹峯三山の麓に位置するアマン京都。街中の喧騒から離れた自然豊かなこの地で、禅の教えにふれ、坐禅を通して内面の世界を整える期間限定の宿泊プラン「禅リトリート at アマン京都」がリリースされた。

「禅リトリート at アマン京都」は2泊3日のプランで、禅寺での坐禅体験、精進料理のプライベートランチ、豆乳粥または土鍋白御飯が選べる京箱朝食、アクティビティスタッフによる「森の庭」案内、オリジナル御朱印帳の特典が含まれている。

坐禅体験ができるのは、通常非公開の禅寺。日々厳しい修行をする禅僧の導きに従い、目を半眼にし、ゆったりと深く呼吸を整える。「いま、ここ」に意識を向けることで、次第に心が静まっていくのを感じることができるはずだ。坐禅体験のあとは、緑豊かな境内で精進料理のランチをいただける。

選べる朝食は、「豆乳粥」がおすすめ。禅の考えのひとつに、粥食には10の利益があるとする「粥有十利(しゅうゆうじり)」という言葉があるからだ。大徳寺納豆と和菓子の店「紫竹庵」から毎日届く豆乳でふっくら炊き上げた粥をいただける。

「森の庭」とは、アマン京都の約2万4000㎡もの広大な敷地に広がる、緑豊かな自然のこと。銘石が敷き詰められた道には苔がむし、太古の森のような雰囲気だ。聞こえてくるのは川のせせらぎや鳥のさえずり、木々のさざめきのみ。静寂なこの地に身を置くことは、それだけで自分自身と向き合うことにつながるだろう。

世界中が直面している困難を前に、仕事の在り方やライフスタイルが目まぐるしく変化したこの一年。外の世界は変えられないからこそ、禅の教えに触れて、自分の内面世界を整えてはいかがだろうか。

やさしい味付けの4種のトッピングや京漬物とあわせて食べる京箱朝食の豆乳粥。

客室は24 室。敷地内には、アライバル棟、リビング棟(オールデイダイニング)、レストラン棟(日本料理)、天然温泉を備えるスパ棟、客室棟と 2 つのパビリオン棟が森の庭に溶け込むように点在している。

アマン京都「森の庭」は、身を置くだけでリフレッシュできる場所だ。

「禅リトリート at アマン京都」

住所:京都府京都市北区大北山鷲峯町1番 アマン京都
TEL:075-496-1333
料金:¥315,880〜(2泊3日2名1室の場合。諸税・サービス料別途)
宿泊期間:〜2021年6月30日まで