最新インテリア・トレンドを発信する、「メゾン&オブジェ・パリ」に注目せよ。

  • 文:土田貴宏
Share:

今年9月のメゾン・エ・オブジェ・パリより。メゾン・エ・オブジェは1995年にスタートし、フランス・パリで年2回開催される。

新しいインテリアのトレンドは、世界各地の見本市とともにある、とも言えます。2月はストックホルム、4月はミラノ、5月はニューヨークと、各都市で行われる毎年恒例のインテリア見本市。中でも屈指の影響力をもつのが、1月と9月に開催される「メゾン・エ・オブジェ・パリ」です。メゾン・エ・オブジェ・パリが独特なのは、11万5千㎡もの広大な会場が、家具や建具を中心とする「メゾン」と、日用品や小物を中心とする「オブジェ」の2部構成であること。世界各国から出展する約3000ものブランドが、多様で幅広いインテリアアイテムを華やかにプレゼンテーションします。

毎回、メゾン・エ・オブジェで大きな話題になるのがデザイナー・オブ・ザ・イヤーです。来年1月の開催に際しては、ドイツのセバスチャン・ヘルクナーが選出されています。彼は素材、色彩、職人技についての感覚が光る、豊かな表現力をそなえたデザイナー。受賞を機にいっそうの飛躍が期待されます。また今回のイベントのインスピレーションテーマとして掲げられているのは「エクスキューズ・マイ・フレンチ!」。エフォートレスで、シックで、創造性や先進性もそなえる現在のフランスらしい魅力を表す言葉です。国外からの来場者も多い国際的なトレードショーが、フランスの個性を新解釈する動きに興味をそそられます。

前回の9月には、世界中から約8万人ものデザイン関係者らを集めたメゾン・エ・オブジェ・パリ。来年1月、その会場からどんなニュースが発信されるか目が離せません。

来年1月のメゾン・エ・オブジェのデザイナー・オブ・ザ・イヤーに選ばれたセバスチャン・ヘルクナーによるテーブル。

今年9月のメゾン・エ・オブジェ・パリより。家具から小物まで幅広いアイテムが展示されるのがメゾン・エ・オブジェの特徴。

メゾン・エ・オブジェのライジングデザイナーのコーナーは、来年1月は中国の新進デザイナーにフォーカス。これはFrank Chouによるソファ。

「メゾン・エ・オブジェ・パリ」1月展
開催期間:2019年1月18日(金)〜 22日(火)
開催場所:パリ・ノール・ヴィルパント見本市会場
ZAC Paris Nord 2, 93420 Villepinte France
開館時間:9時30分〜19時(最終日は18時まで)
入場料:50ユーロ(12月13日までに下記サイトから事前登録が必要)
http://www.maison-objet.com/en
※14日以降の入場バッジ事前登録に関しては下記へお問い合わせください。
メゾン・エ・オブジェ日本総代理店 株式会社デアイ
 TEL:03-3409-9495
mo-japon@deai-co.com