「ブルックス ブラザーズ」創立200周年を記念した展覧会がスタート! アメリカの歴史を伝えるアーカイブは必見です。

  • 写真:工藤悠平(s-14)
  • 文:Pen編集部

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ブルックス ブラザーズのアイコンである「No.1サックスーツ」など、1940年代~90年代にかけて発売された名作スーツも展示。

「ブルックス ブラザーズ」の創立200周年を記念し、世界各地を巡回している特別な展覧会『アメリカンスタイルの200年、革新の2世紀』が、本日10月5日から東京で開催されます。この展覧会は、同社がアメリカの名門ブランドの中でも特別であることを物語るもの。ブルックス ブラザーズの創設者であるヘンリー・サンズ・ブルックスの貴重な愛用品や創業当時の台帳をはじめゆかりの品々を展示しています。歴代のアメリカ大統領やセレブリティが愛用してきた事実を伝えるアーカイブも公開されており、「アメトラ」の歴史をひも解く上で、またとない機会となっています。

また、ブルックス ブラザーズが衣装提供した映画『華麗なるギャッビー』のコスチュームや、作家・村上春樹が特別に書き下ろしたエッセイも展示。アメリカを代表する老舗ブランドのアニバーサリーを彩る豪華な内容です。また、同社と日本のつながりを象徴するアーカイブとして、約100年前にポーツマス条約を調印した外交官・小村寿太郎が当時ニューヨークで仕立て、愛用したフロックコートも初めてお目見え。「アメトラ」ファンならずともじっくり楽しめる、見ごたえ十分の展覧会です。

創設者ヘンリー・サンズ・ブルックスの横顔を描いた影絵と、彼が愛用した眼鏡。

第16代米国大統領のエイブラハム・リンカーンは二期目の就任式でブルックス ブラザーズのフロックコートを着用。就任式から5週間後、フォード劇場で暗殺された時にもこのコートを愛用していました。(展示はレプリカ)

1818年の創業以来、米軍の制服を製作してきたブルックス ブラザーズ。展覧会では、特注のミリタリースーツや海軍のブリッジコート、海兵隊のコートとトラウザーズ、スコードロンA部隊の制服などを展示。

1896年にブルックス ブラザーズが発明したポロカラーシャツを壁一面に展示。ボタンダウン仕様で、オックスフォード生地を採用したアイコン的名作。

外交官・小村寿太郎が実際に愛用したブルックス ブラザーズ製のフロックコート。宮崎県総合博物館収蔵の貴重な一着であり、今回の展示のために特別に宮崎県から運ばれました。

ブルックス ブラザーズの200周年を記念し、「Pen」とのコラボレーションによる限定柄のネクタイも発売。大剣と小剣の柄が異なるクレイジーパターンを採用。一本でふたつの表情を楽しめるデザインです。

『ブルックス ブラザーズ展 -アメリカンスタイルの200年、革新の2世紀-』
開催期間:2018年10月5日(金)~11月30日(金)
開催場所:文化学園服飾博物館
東京都渋谷区代々木3-22-7新宿文化クイントビル 1階
開館時間:10時〜16時30分(入館は閉館の30分前まで) ※10月12日、11月16日は19時まで開館。
休日:日曜・祝日 ※11月3日〜4日は開館、11月5日〜6日は閉館
入館料:一般¥500(11/7は無料)
http://www.brooksbrothers.co.jp/200th/exhibition/