着物がスポーツウエアに !? ハイテク素材で帯もいらない「OUTDOOR*KIMONO」を、アクティブに着こなそう。

  • 文:高橋一史

Share:

「OUTDOOR*KIMONO」 ¥42,120(税込)

昔ながらの日本の美意識を見直す気風が高まる中で、ファッションでも和モノに興味をもつ人が増えてきました。とはいえ、着物の一式を上から下まで揃えるのは簡単ではありません。さらに、普段着ている洋服をすべて脱ぎ捨て、別な装いにチェンジすることにも、それなりの覚悟がいります。この問題を解決し、いますぐ日常のワードローブになる新発想のアイテムが登場しました。モダンなキャンプ用品を手がける「スノーピーク」と、着物業界最大手の「きものやまと」がタッグを組んで開発した、「アウトドア キモノ(OUTDOOR*KIMONO)」です。

和装としてかっちりと着込むもよし、コートの代わりに短パンとTシャツの上に羽織ってもよしのフレキシブルな着方ができます。一般の着物にはない特徴はおもにふたつあります。まずひとつは、スポーツ感覚のバックルベルトが付いていること。上から帯を絞める必要がなく、素早く脱ぎ着できます。このベルトを使わずに、前をボタンで留めるだけでも気軽に外出できます。
もうひとつは、生地がハイテク素材なこと。使われた生地は、「東レ」が開発した「ドットエア™」です。特性としては、通気性や速乾性に優れ、軽量である点。暖かい季節に着るのにぴったりの素材です。シワにもなりにくいため、行動の自由が妨げられず、アクティブに活動できます。

現代生活にフィットするスポーツウエアの機能性と、我が国伝統の着物の味わいとが一体化したこの一着によって、日本男子の新たな着こなしが生まれるかもしれません。花火大会でも、アウトドアでも、旅行に持参しても、今年は例年と違った夏を迎えられそうですね!

樹脂バックルでカチャッとベルトを固定。ベルトを使わずボタンだけでも前身頃を留められます。

袂に財布などの小物を入れて持ち運ぶのが着物の流儀。生地は軍モノのように丈夫なリップストップ織り。色展開はこの無地のタイプで、グレー、グリーン、ネイビーの3色。サイズは、XSからXLの5サイズで女性にも対応。

スノーピークならではのキャンプで着るシーンが想定されています。テントを茶室に見立て、コーヒー道を極める、なんて遊びも。

OUTDOOR*KIMONO
スノーピーク
TEL:0120-010-660

※2018年4月25日(水)より販売開始。
※取り扱い店は、スノーピークの一部店舗とオンラインストアおよび、きものやまとのメンズ店「Y. & SONS」、「BEAMS  JAPAN」など。
www.snowpeak.co.jp/sp/outdoorkimono/