実験器具のようなソリッドな佇まい! 「BP.」から登場したアロマプロダクトで炎と香りを楽しもう。

  • 文:小川 彩

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「CANDLE-LANTERN」、φ100×H164mm、¥12,960(税込)。キャンドルホルダーは真鍮とステンレスの2色展開。中のキャンドルはAPOTHEKE FRAGRANCEの協力のもと商品化された。

デザイナー・神田慶太と前原康平が主宰する設計事務所「phyle(ファイル)」のプロダクトレーベル「BP.」から、炎と香りを楽しむ新たなプロダクトが発売されました。香立ての「INCENSE-HOLDER」、キャンドルホルダーの「CANDLE-LANTERN」、そしてアロマオイルバーナーの「OIL-BURNER」の3点です。

「僕たちは“香り”や“灰”などにまつわるオブジェが昔から好きだったんです。今回は、炎のゆらぎや香りをインテリアで楽しんでもらえるようなアイテムをデザインしました」という前原さん。phyleが手がける店舗や住宅のインテリアデザインも、金属や無垢の木、ガラスなど身近な素材に絞り、ミニマルな空間をつくり上げています。この新作プロダクトは、メタルプレートと耐熱ガラスのパーツのみという、ラボのツールのようなソリッドさが魅力。金属の表面に微妙なテクスチャーをつけた仕上げや機能面へのこだわりが、フェミニンになりがちなアロマのアイテムのイメージを一新しています。

「INCENSE-HOLDER」はコルク製キャップにお香の芯を差して内部でくゆらせるもので、炎の心配なく香りを楽しめ、マグネット付きホルダーで縦にも横にも置けますし、壁付けも可能です。「OIL-BURNER」は、型抜きして折っただけのメタルプレート2枚を組み合わせ、ティーキャンドルと耐熱ガラス容器を切り欠きに合わせて置くだけのもの。コンパクトに収納できるので、どこにでも持ち運べます。「CANDLE-LANTERN」は、ガラスの容器にひっかけた細い金属のホルダーにティーキャンドルを載せて、着火も楽にできます。

「INCENSE-HOLDER」と「OIL-BURNER」に使用するお香とアロマオイルは、フレグランスアイテムを、自社によるハンドメイドで調合から生産、パッケージングまで一貫して行なっている「APOTHEKE FRAGRANCE(アポテーケ フレグランス)」のもの。神田さんと前原さんが以前からファンだったこともあり、今回の発売に合わせてB P.オリジナルの香り「BURBS」を、お香とアロマオイルで特別にブレンドしてもらいました。ウッディノートをベースとしたジェンダーレスに楽しめる香りです。

12月27日(水)までは、BP.のプロダクトが並ぶポップアップショップが、東京・蔵前のインテリアショップ「SyuRo」で開催されています。手に取って、香りと炎のある空間の豊かさを感じてみませんか?

「INCENSE-HOLDER」、φ29×H44×L360mm、¥29,160(税込)。スチール製。ニッケルと真鍮メッキの2色展開。上部の蓋を外してコルクにお香を差し込んで使用するため、火が露出しません。

「OIL-BURNER」。93×93×130mm 、¥18,360(税込)。真鍮とステンレスの2色展開。耐熱ガラスに水を適量とアロマオイルをたらしてキャンドルに火を灯すと、静かに香りが空間に満ちてくる。APOTHEKE FRAGRANCEとのコラボレーションプロダクト。

問い合わせ先/BP.
www.bptokyo.com


BP.新作特別展示

開催期間:2017年12月2日(土)〜2017年12月27日(水)
開催場所:SyuRo 東京都台東区鳥越1-16-5
TEL:03-3861-0675
営業時間:12時~19時
定休日:日
www.syuro.info