ポール・スミスの頭の中をのぞいてみる? 話題の展覧会が京都で始まりました。

    Share:

    『ポール・スミス一号店』 1970年にポールがイギリス・ノッティンガムにオープンした1号店を再現。© Paul Smith Ltd

    2013年11月にロンドンのデザイン・ミュージアムにて開幕し大好評を博したポール・スミス展『HELLO, MY NAME IS PAUL SMITH』がベルギー、スコットランドを巡回して、いよいよ日本に上陸、6月4日から京都国立近代美術館で開催中です。

    本展では、1970年にイギリス・ノッティンガムでわずか3×3㎡のスペースにオープンした第1号店を当時のサイズのまま再現したり、ポールの頭の中にあるイメージを10台のモニターで見せる映像インスタレーション、世界中で集めたアイテムが所狭しと並んだオフィスのカオス空間の完全再現、さらに4月にオープンした六本木店にも出現した、彼が所有しているアート約500点を隙間なく飾った「アートウォール」と仕掛け満載な内容です。

    ほかにもデビット・ベイリー、マリオ・テスティーノなどの有名カメラマンたちによって撮影された広告キャンペーンが掲載された雑誌やパネル、写真、手紙のコレクションが合わせて約2,800点!と、ポール・スミスの服が好きな方だけでなく、アート、建築ファンにも見応え十分。ポール・スミスのクリエイティビティに迫るこの展覧会は今後、東京、名古屋へと巡回予定です。お見逃しないように。(脇本暁子)

    『ポールの頭の中』 ポールのさまざまなイメージを10台のモニターで紹介。© Luke Hayes

    このストライプ柄はこの展覧会で世界初公開されるローバー社(当時)のミニ。《Collaborations-Mini, 2016》© Paul Smith Ltd.

    ポール・スミス展『HELLO, MY NAME IS PAUL SMITH』

    開催期間:2016年6月4日(土)~7月18日(月・祝)
    開館時間:9時30分~17時 ※金曜日のみ20時まで(入場は閉館30分前まで)
    開催場所:京都国立近代美術館
    京都府京都市左京区岡崎円勝寺町
    TEL:075-761-4111
    休館日:月(7月18日は開館)
    料金:¥1,500
    http://paulsmith2016.jp/