“心をゆさぶる十数分”を体験せよ! 珠玉の短編映画が集結する「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」開催。

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    今年で18回目を迎える「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2016」が、6月2日(木)から開催されます。俳優の別所哲也さんが代表をつとめる本映画祭は、100を越える国と地域から、約6000本にのぼる短編映画を集めて開かれる、米国アカデミー賞公認のアジア最大級の国際短編映画祭です。

    短編映画は、大予算の長編映画にはない、アート性やメッセージ性が強いエンタテインメント作品から実験的作品まで、、幅広いカテゴリーが魅力。海外では若手作家のジャンピングボードとしても確立していて、ジョージ・ルーカスやスティーヴン・スピルバーグなど、多くの著名監督が通ってきた道でもあります。

    今年の上映作品数は、招聘作から選りすぐった約200作品で、「ミュージックShort/ Video」「地球を救え!」「CGアニメーション」など、7つの部門とその他の特別プログラムで構成。「インターナショナル部門」「ジャパン部門」「アジア インターナショナル部門」の3つのオフィシャルコンペティションから選出されるグランプリ作品は、次年度の米国アカデミー賞短編部門のノミネート選考対象作品に推薦される、まさに世界への登竜門といえるでしょう。

    短編映画作家たちの小粋な世界観を楽しむのもよし。あっと驚かされる芸術性を堪能するのもよし。未来の大監督を発掘する楽しみだってあります。

    また、本映画祭が展開する短編小説賞「ブックショートアワード」の大賞作品、結城紫雄作の『HANA』がショートフィルム化され、上映されることも決定。本作は芥川龍之介の『鼻』のパスティーシュで、女子高ハナの胸の小ささへのコンプレックスの克服を鮮やかに描き出したストーリー。わずかな時間の作品が、どんな風に観客の心を揺さぶるのか、期待が高まります。

    理屈ではなく、直感的に楽しめるショートフィルムは、思いもよらぬ感動や驚きを与えてくれます。その映画体験は、自分の心の中を見つめ直す作業でもあります。今年の本映画祭のテーマ、リオ五輪にちなんだ「Cinema Carnival ~Explore Your Emotions~」(あなたの感情を探ります)は、まさにそんなショート・フィルム効果を言い表しているのではないでしょうか。(幕田けいた)

    ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2016

     開催期間:6月2日(木)~6月26日(日)

    上映会場:<東京>表参道ヒルズ スペース オー、ラフォーレミュージアム原宿、シダックス・カルチャーホール、 アンダーズ 東京 Andaz Studio、iTSCOM STUDIO & HALL 二子玉川ライズ  <横浜>ブリリア ショートショート シアター

    ※開催期間は各会場によって異なります。 また、変更になる場合もあります。
    料金:東京会場、横浜会場ともに無料上映。

    ※一部、有料イベントもございます。
    ※上映作品・イベントなど詳細ラインナップの発表は4月下旬を予定。
    オープニングイベントは6月2日(木)、一部を除く各部門の優秀賞・グランプリ作品は6月13日(月)に行われる授賞式で発表。

    http://www.shortshorts.org/

    https://www.youtube.com/watch?