昨年からNHKで放映され、オールド・ファンにも好評を博している新作TVシリーズ『サンダーバード ARE GO』。作品は2060年の未来社会を舞台に、インターナショナル・レスキューの活躍を描いていますが、人気の秘密は、やはり彼らが使う数々の科学メカです。でも、彼らの使う超技術が空想の産物ではなく、実際の科学技術の延長線上に設定された「未来の本物」ばかりなのはご存じでしょうか。
東京ドームシティ内にある宇宙ミュージアムTeNQでは、そんな『サンダーバード ARE GO』に登場する宇宙関連技術をピックアップ。実際に研究開発を行う機関や企業の協力を得て、サンダーバードのテクノロジーを通し、現在の宇宙開発の姿を紹介するエキシビジョンを開催しています。
サンダーバード5号と同様に、軌道上に浮かぶ国際宇宙ステーションでの生活とは? 3号が回収任務につく、人類の宇宙進出を妨げるデブリの脅威とは?
協力するのは、日本の宇宙開発を担うJAXAや有人宇宙システム株式会社、宇宙ゴミのデブリ回収を担うアストロスケール社、軌道上と地上をエレベーターで結ぶ研究を推進する宇宙エレベーター協会といった専門組織。トレーシーアイランドのジオラマ展示や体験型展示など、さまざまな仕掛けも用意され、『サンダーバード ARE GO』の世界観と同時に、日本の最新宇宙技術を一望できる、大人目線で楽しめるイベントなのです。(幕田けいた)
宇宙ミュージアムTeNQ(テンキュー)第6回企画展
サンダーバード ARE GO × TeNQ―未来の宇宙へ F.A.B!
開催期間:~6月28日(火)
開催場所:宇宙ミュージアムTeNQ内企画展示室
料金:一般¥1,800ほか
www.tokyo-dome.co.jp/tenq/