デザイナー・三宅一生の展覧会「MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事」展が、国立新美術館で開催されています。同展は、三宅氏が活動を開始した1970年から現代に至るまでの仕事を集約した、これまでにない大規模な展覧会です。
同展は、「一枚の布」のコンセプトを基にして、あらゆるテーマへ挑戦を続ける三宅氏のものづくりを3つの展示空間で紹介しています。セクションAでは本格的に活動を開始した1970年代の服を、セクションBでは身体に焦点を合わせた1980年代の服を展示。さらにセクションCでは、三宅氏が創り出した革新的な服をテーマごとに紹介しています。ペタンと折りたたまれた「一枚の布」の考えのもとつくられた服を引き上げ、小さなトルソーに着せつける体験ができたりと、デザインの楽しさや可能性、そしてものを創り出すことの素晴らしさを感じさせる展覧会です。
「MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事」展では、約45年間のアーカイブから厳選された百数十点の服を展示しています。その膨大なアーカイブの整理には数年(!)を要したといい、この規模の展覧会がまた開催される保証はありません。デザイン好きも、アート好きも、ファッション好きも、“いま絶対に見ておくべき”展覧会です。(Pen編集部)
国立新美術館「MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事」
会場:国立新美術館 企画展示室2E
住所:東京都港区六本木7-22-2
開催期間:2016年3月16日(水)~6月13日(月)
開館時間:10時~18時 金曜日は20時まで(入場は閉館の30分前まで)
休館日:火曜日(ただし、5月3日は開館)
問い合わせ:03-5777-8600(ハローダイヤル)
http://2016.miyakeissey.org