「デザインとは問題を解決するためにある」という志で、数々の美しいデザインを世に送り出してきたハーマンミラー。デザイン教育を通して地域へ貢献を、と始めたのが「デザインキャンプ」というワークショップです。企画展以外にもワークショップという形を通し、美術館の可能性を広げてきた目黒区美術館と共同で、2012年にスタートしました。
5回目となる今回、チャールズ&レイ・イームズのフィルムコレクションがピックアップされました。チャールズ&レイ・イームズは、建築、フィルム、家具、玩具などさまざまな分野に渡って作品を発表し、ミッドセンチュリーに新しい潮流を生み出したデザイナー。彼らはデザインと並行して1950年頃から16mmの短編フィルムを制作しており、それは晩年まで続き、膨大な数にのぼるそうです。コンピューターが普及していない時代のイームズオフィスの高度な技術が見られるのは貴重です。
今回、20世紀のデザインにリアルに関わってきた島崎信さんを講師に迎え、デザインとその時代について考えます。第一回目は、目黒区美術館にてフィルムの上映が行われます。第二回目はハーマンミラーストアにて、実際にイームズの椅子に座りながら、椅子と生活とデザインについて島崎さんがトークを進めます。改めてデザインと人間の関係性が浮かび上がってきそうなワークショップ、ぜひお出かけください。(Pen編集部)
『島崎信と視る、チャールズ&レイ・イームズの16mm フィルム』
日時:第1日目 >3月20日(日) 午前10時30分~16時
場所:目黒区美術館 ワークショップルーム
東京都目黒区目黒2-4-36
TEL:03-3711-9558
日時:第2日目 >3月26日(土) 10時~14時30分
場所:ハーマンミラーストア
東京都千代田区丸の内2-1-1
TEL:03-3201-1840
対象・定員: 高校生以上 先着50名
参加費: 2,000円
以下HPより、申込受付中。
http://ww2.hermanmiller.co.jp/design_camp/05