「天才バカボン」「おそ松くん」「ひみつのアッコちゃん」など、数々のヒット作を生んだ漫画家、赤塚不二夫。その生誕80年を記念して、荒木経惟、村上隆、金氏徹平、横山裕一などトップクリエイター約20組がオマージュを捧げ、パロディーに挑みます。
1935年9月14日に生まれ、昭和の時代に活躍した赤塚不二夫。彼の作り出す破壊力のある笑いは、世の常識や建前を吹き飛ばし、赤裸々な真実を「これでいいのだ」と丸ごと肯定する。その笑いのスピリッツが生誕80周年の今年、さまざまなかたちで甦ります。
9月には「バカ田大学祭ライブ 電気グルーヴ&スチャダラパー篇」が開催され、12月からはみうらじゅん、宮沢章夫などが講師を務める「バカ田大学」が東京大学で開講。今回の展覧会は「バカ田大学文化祭」の位置付けで、赤塚作品がさまざまなクリエイションに影響を与え、愛されて続けていることを体感できるでしょう。
いまの時代を赤塚流ナンセンスで笑い飛ばし、見えてくるものは何か? 気鋭のアーティスト、クリエイターたちの出す答えが気になる方は、ぜひ会場に足を運んでみてください。(佐藤千紗)
「赤塚不二夫のビチュツ展」
開催期間:~12月16日(水)
開催場所:BANK GALLERY
渋谷区神宮前6-14-5
開催時間:11時~20時
入場料:¥1,000(オリジナルバッヂ付き)
主催:赤塚不二夫生誕80年製作実行委員会
構成/展示デザイン:祖父江慎
展示作品数:約50点(予定)
■参加アーティスト(五十音順)
赤塚藤雄(漫画家)・赤塚りえ子(アーティスト)・朝倉世界一(漫画家)・荒木経惟(写真家) 安斎肇(イラストレーター/アートディレクター)・伊藤桂司(イラストレーター) 宇川直宏(アーティスト)・金氏徹平(アーティスト)・五木田智央(アーティスト) 白川東一(KOO-KI 映像ディレクター)・白根ゆたんぽ(イラストレーター) スージー甘金(イラストレーター)・田名網敬一(アーティスト)・都築潤(イラストレーター) パラモデル(アーティスト)・村上隆(アーティスト)・ 横山裕一(漫画家、アーティスト)ほか