長きに渡って和菓子の世界を牽引するとらや。そんなとらやが、パリでも歴史を重ねてきたのをご存知でしょうか。1980年10月6日「和菓子を通して日本文化を紹介したい」との想いで、「とらやパリ店」はオープンしました。当初は抹茶に砂糖を入れてしまう人や、羊羹を黒い石鹸と勘違いされるなど、文化の違いを痛感したと、とらやのスタッフはいいます。
しかしいまでは、日本人以上に現地の人たちでショップはつねに大盛況。すっかりその土地に馴染んでいます。そして今年10月「とらやパリ店」は開店35周年を迎えます。これを記念し、日本でも限定商品の販売が始まっています。
まず、紹介したいのが、ラムレーズンの小形羊羹。パッケージにはラムレーズンの色を想起させる紫を使用。イラストは、パリで活躍するイラストレーター、フィリップ・プチ=ルーレの描きおろしで「TORAYA PARiS 35 ANS ラムレーズン」と書かれています。
期間限定販売商品ではありますが、人気の小形羊羹にこの味が登場したというのが嬉しいところ。羊羹の中に刻んだラムレーズンが細かく入っており、しっかりとその香りを堪能できます。お酒との相性もいいんだとか。販売は10月下旬までというから、これはチェックせずにはいられません。
そして、もうひとつギフトに最適な羊羹がお目見え。とらやの「とら」の子どもが描かれた袋に入っているこちらの羊羹は、その名も「Yokan a la carte(ヨウカンアラカルト)」。こしあん、白みそ、抹茶、トマト琥珀、塩キャラメルの5つの味の羊羹が一口サイズになっています。こんな羊羹初めてでテンションがあがること間違いなしです。
とくにトマトは香りといい、味といいすばらしい仕上がりです。また、フランスの伝統菓子、キャラメルを羊羹で表現できるというのもとらやならでは。上品な甘さと絶妙な塩気が意外にも大人向けな味で、大切な人への贈り物にぴったりです。残念ながら一人2瓶までしか購入はできませんのでご注意ください。(Pen編集部)
問い合わせ先/とらや各店舗(一部店舗のぞく)
商品ごとに販売先は異なります。
www.toraya-group.co.jp/toraya/news/detail/?nid=68