毎年恒例となった、アップルの基調講演。今年は現地時間の9月9日10時より、米国サンフランシスコで行われました。サンフランシスコには世界各国から報道陣がやってきて、街はまるでお祭りのような様相を呈しています。その発表会に今年は、Pen編集部も参加。発表内容をいち早くお伝えします。
まずは、9月16日にリリースされるAppleWATCHの新OS「watchOS2」の発表から。文字盤に新しいパターンが加わるなど、細かなアップデートでより使いやすく。そして外部開発のアプリケーションの参加によって、いよいよ時計の新たな可能性が開かれそうです。
またPen読者にとって気になるニュースとしては、以前からささやかれていたメゾンとのコラボレーションがついにスタート。エルメスによるレザーハンドルが登場しました。二重巻きのレディスモデル、ケープコッドを思わせるバンド、ドゥブルトゥールなど、新たな人気を呼びそうです、
「iPadの発表以来、最大のニュース」とティム・クックCEOが謳ったのが、12.9インチに大型化した「iPad Pro」。こちらは11月発売予定です。
もちろんiPadではありますが……とにかく大きい!! これまでのiPadとは別物と考えていいのかもしれません。大型化によって、使い道もまた大きく広がりそう。それを象徴するのが、同時に発表されたSmartKeyboard、ApplePencilの存在です。とくにApplePencilは傾きや圧力を感知する高精度スタイラスペンで、画面上をまさにノートに変えてしまう優れもの。筆圧を感知しながら、マーカーや鉛筆の微細な表現をも可能にしました。アイデアスケッチや書類へのコメント書きにも使いやすく、建築家やイラストレーターをはじめ、さまざまな職種の人々にはうれしいアイテムでは?
噂のあった「AppleTV」も新型を発表。こちらはリモコンが大きなニュースでしょうか。タッチスクリーン付きのシンプルなリモコンの登場で、直感的な操作はもちろん、ゲームなどのアプリケーションが楽しめます。なによりSiriにお願いすると、さまざまな映像を見つけ出してくれるのも便利です。
おまちかねのiPhone6S、iPhone6sPlusは、新色のローズゴールドが加わり4色展開に。大きな変化は、圧力感知をする3DTouchの登場です。これにより、タップの強弱でショートカットメニューが立ち上がるなど、アプリケーションの動作の幅が広がります。強弱でアクションが変わるため、メール、iTunes、マップなど、普段使うアプリケーションの利便性が上がりそう。
また、新しいiSightカメラは1200万画素となり、中間色の表現力、光源の表現力がアップ。さらにLivePhotoというコマ撮り写真の機能で、簡単な動画のような写真撮影も可能に。ビデオは4Kへと進化。あのコンパクトなボディにこれだけの表現力が収まってしまうのかと、素直に驚嘆してしまいました。画像の美しさは店頭に並ぶ実機にてぜひ確認いただきたいです。予約は9月12日から、発売は9月25日から、iOS9は9月16日よりダウンロード開始となります。
さて、ざっとお送りした発表内容。後日あらためて、発表会の様子をレポートします。お楽しみに。(Pen編集部)