17世紀頃からつくられているといわれるバスク地方発祥の焼き菓子「ガトーバスク」。サクサクのサブレ生地に、バスク地方の特産黒さくらんぼのジャムをはさんだシンプルなお菓子です。その本格的なガトーバスク、いや、本場の味を超えるくらいにおいしいガトーバスクが楽しめるお店「メゾン・ダーニ」が6月27日（土）、東京・白金にオープンします。

パティシエは、バスク地方ビアリッツの老舗菓子店「Miremont（ミルモン）」や、190年の歴史を持つフランスパリの名菓子店「LA VIEILLE FRANCE（ラ・ビエイユ・フランス）」で修業した経験もある実力派。フランスと日本では使用できる材料が違い、現地の味を再現するためにはさまざまな工夫が必要だといいますが、「補って、超える！」と、独自の技法で現地のおいしさを超える味を提供すると自信をみせます。

メゾン・ダーニのガトーバスクは、サブレ生地にスペイン産のアーモンドを練り込み、中には自家製の黒さくらんぼのジャムと、隠し味としてカスタードクリームを挟んだもの。ジャムとカスタードクリームをダブルで挟むのは、本場にはないこのお店のオリジナルで、さらにフランス産のラム酒で仕上げることで、上品な風味に仕上げています。サクサク感や小気味いいジャリジャリ感を出すため、生地には国産の粉糖とフランス産のブラウンシュガーを使用。甘さや食感のバランスを細部までこだわることで、素材の旨味が十分に引き出されています。

手土産の新しい定番として、重宝すること間違いなしです。（Pen編集部）

上段写真：看板商品の「ガトーバスク」￥486

ガトーバスク以外にもさまざまなスイーツが。

フレッシュなラズベリーを使用したタルト「タルトレット・オウ・フランボワーズ」　￥540

手土産にも喜ばれるはず。