京都dddギャラリーで触れて感じる、「ラース・ミュラー 本 アナログリアリティー」展。

    Share:

    1983年スイスのバーデンに設立したラース・ミュラー出版社

    鋭いテーマ性とブックデザインが定評の、スイスにある出版社ラース・ミュラー社。代表であり、自らもデザイナーであるラース・ミュラーがこれまで出版した本のなかから厳選した100冊を紹介する「ラース・ミュラー 本 アナログリアリティー」展が、4月10日から5月30日まで京都dddギャラリーで開催されています。

    スイス生まれのアイコン的フォント「ヘルベチカ」誕生秘話から、ロシアの幻の雑誌の復刻版、3・11後のフクシマの写真集など、建築、デザイン、タイポグラフィー、アート、写真、社会問題など幅広いテーマを扱いながらもブックデザインに妥協を許さない彼が手がけた本を実際に見て触れることができます。昨年秋に難波から移転しリニューアルオープンした京都dddギャラリーで、世界的に活躍する建築家の藤本壮介が会場展示デザインを手がけているのも注目です。いまだデジタルには代わることができない「本」のリアリティーを存分に堪能できる展示会に足を運んでみてはいかがでしょう。(Pen編集部)

    建築家の藤本壮介氏による展示デザイン

    『HELVETICA FOREVER Story of a Typeface』Edited by Lars Müller and Victor Malsy

    『VEŠČ’ OBJET GEGENSTAND』Reprint, edited by Lars Müller

    Felice Varini『POINTS OF VIEW』 Edited by Lars Müller

    京都dddギャラリー第202回企画展
    ラース・ミュラー 本 アナログリアリティ

    4月10日(金)~5月30日(土) 

    京都dddギャラリー
    京都府京都市右京区太秦上刑部町10 
    TEL:075−871−1480
    開館時間:11時~19時(土曜日は18時まで)
    休館日:日曜、祝日
    入場無料
    www.dnp.co.jp/gallery/ddd/