「没後400年 古田織部展」が、松屋銀座ではじまっています。

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    黒織部百合文茶碗  桃山時代 17世紀初期 東京・梅津記念館蔵

    桃山時代の武将茶人・古田織部に焦点を当てた展覧会『没後400年 古田織部展』が、1月19日(月)まで松屋銀座で開かれています。

    「茶聖」千利休亡きあと、師の千利休の静的な侘び茶とは対照的に、古田織部は華やかな“かぶく”風潮を察知し、動的で大胆な造形性、斬新な美を茶の湯に取り込みました。この展覧会では、茶道具や工芸品などゆかりの文化財約150件を展示、「織部の時代」「織部の茶の湯」「織部の世界」の3部構成で、「古田織部とは何者か」に迫ります。

    2015年は古田織部の没後400年に当たります。漫画『へうげもの』(「モーニング」で隔号連載中)の主人公として親しんだ方も多いはずの古田織部。この機会に、その人物と時代に触れてください。(Pen編集部)

    千利休書状 松井康之宛 天正19年(1591)2月14日付 熊本・松井文庫蔵

    銀箔押富士山形張懸兜 伝加藤嘉明所用 桃山時代 16世紀 東京・靖國神社遊就館蔵

    絵唐津草花文筒四方向付 桃山時代 17世紀初期 福岡・田中丸コレクション蔵(福岡市美術館寄託)

    『没後400年 古田織部展』
    2014年12月30日(火)~2015年1月19日(月)

    東京都中央区銀座3-6-1 松屋銀座
    TEL:03-3567-1211(大代表)
    開場時間:10時~20時 ※入場は閉場の30分前まで、最終日は17時閉場
    料金:一般¥1,000 高大生¥700 中学生¥500 小学生以下無料