奇妙な展覧会が銀座のギャラリー小柳で開かれています。アーティストの杉本博司、ソフィ・カル、青柳龍太が2013年3月、靖国神社骨董市に出店し、その売れ残った商品を出店時の写真と共に展示するというもの。3人が出会ったいきさつも物語のようです。ソフィ・カルが骨董市に店を出していた青柳を偶然見つけて魅かれ、ソフィから話を聞いた杉本が青柳にコンタクトを取り、3人の密かなプロジェクトは始まりました。
ソフィ・カルは古着やハイヒールなどの中古品に著書「本当の話」のエピソードを付けて並べ、売上げは108,500円でした。骨董商としての経歴も持つ杉本は、一見ガラクタのような古物と自身の作品にそれぞれあやしげな由来書きをつけ、売上げは67,000円。青柳は普段通り、自分が蚤の市で扱っている古布や鉄条網などのものを並べ、740,000円を売り上げたそう。一体何が売れて、売れ残ったものは何か。杉本作品はいくらで販売され、果たして売れたのでしょうか。
参加した青柳龍太は神楽坂で骨董店を営むアーティスト。「骨董とアートは僕にとっては同じ行為。美しいと感じるモノ、本当だと感じるモノを探し、提示し、それに共感する人をいつも待っている」と言います。美とは何か。真とは何か。ものの価値とは何かを問われると同時に、3人それぞれのストーリーも合わせて楽しめる展示。ぜひ迷い込んでみてください。(佐藤千紗)
ソフィ・カルは古着やハイヒールなどの中古品に著書「本当の話」のエピソードを付けて並べ、売上げは108,500円でした。骨董商としての経歴も持つ杉本は、一見ガラクタのような古物と自身の作品にそれぞれあやしげな由来書きをつけ、売上げは67,000円。青柳は普段通り、自分が蚤の市で扱っている古布や鉄条網などのものを並べ、740,000円を売り上げたそう。一体何が売れて、売れ残ったものは何か。杉本作品はいくらで販売され、果たして売れたのでしょうか。
参加した青柳龍太は神楽坂で骨董店を営むアーティスト。「骨董とアートは僕にとっては同じ行為。美しいと感じるモノ、本当だと感じるモノを探し、提示し、それに共感する人をいつも待っている」と言います。美とは何か。真とは何か。ものの価値とは何かを問われると同時に、3人それぞれのストーリーも合わせて楽しめる展示。ぜひ迷い込んでみてください。(佐藤千紗)
『UNSOLD』展
~2015年1月31日(土)
ギャラリー小柳
東京都中央区銀座 1-7-5 小柳ビル 8F
TEL:03-3561-1896
開廊時間:11時~19時
休廊日:日、月、祝 冬期休廊12/27~1/12
http://gallerykoyanagi.com