デザインの現在と未来を見通す、「活動のデザイン展」を21_21 DESIGN SIGHTで開催中。

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    展覧会の会場風景。作品は大西麻貴+ 百田有希 / o + h 『望遠鏡のおばけ』。
    <font size="1">Photo:吉村昌也</font>

    ヒューマンズシンス 1982『ア・ミリオン・タイムズ』
    <font size="1">Photo:Tim Meier</font>

    東京ミッドタウン・ガーデン内の「21_21 DESIGN SIGHT」で、「デザインと社会の関係」の広がりを見る企画展『活動のデザイン展』が開催中です。日本と世界のデザインの動きに精通するジャーナリスト川上典李子さんと、ストックホルムを拠点にアートとデザインのキュレーターとして活躍する横山いくこさんがディレクターを務め、10カ国以上からの24組のクリエイタ―の作品を紹介するこの展覧会は、ものづくりがもたらす影響やその意味を問いかけます。

    紹介されているのは、世界を俯瞰するクリティカルなアプローチや社会との新しい関係を築く提案、現在から未来を見通すリサーチ。作家はポスタルコ主宰のマイク・エーブルソンやオランダのクリスティン・メンデルツマ、長坂 常やホンマタカシらも含まれています。デザインの新しい可能性を探しに、お出かけください。(Pen編集部)

    マスード・ハッサーニ『マイン・カフォン』
    <font size="1">Photo:Rene van der Hulst</font>

    takram design engineering『Shenu:百年後の水筒』(Artwork by Bryan Christie, with organ rendering by takram design engineering)
    <font size="1"> (c) 2012 takram design engineering. Original concept development by Motohide Hatanaka, Ph.D., Project Leader (until 10/2011, ex-takram)</font>

    DNA シャロアー & クリスティン・メンデルツマ / ヴァンスファッペン『ロースさんのセーター』
    <font size="1">Photo:Joop Reijngoudt</font>

    21_21 DESIGN SIGHT 企画展『活動のデザイン展』
    10 月24 日(金)~2015 年2 月1 日(日)

    21_21 DESIGN SIGHT (東京ミッドタウン・ガーデン内)
    東京都港区赤坂9-7-6

    TEL:03-3475-2121
    開館時間:11時~20時(入館は閉館30分前まで)
    休:火(10 月28 日、12 月23 日は開館)、年末年始(12 月27 日~1 月3 日)
    料金:一般¥1,000、大学生¥800 、中高生¥500 、小学生以下無料
    www.2121designsight.jp



    参加作家と展示作品

    各国における伝統的な手仕事の価値を探る活動size>
    アルヴァロ・カタラン・デ・オコン『ペット・ランプ』2012年~

    複雑に関係しあう世界を描きだす活動size>
    ヒューマンズ シンス 1982『ア・ミリオン・タイムズ』2014年

    時代のリアリティを言葉でとらえる活動size>
    ダグラス・クープランド『21世紀初頭のスローガン』2011年~

    『フィックスパーツ』のプロローグとして―日本の修理・修繕の精神size>
    鉄絵茶碗 (日本民藝館所蔵) 桃山時代~江戸時代初期

    修理・修繕で誰かの課題を解決する活動size>
    『フィックスパーツ』2012年~
    参加作家: aomo、アトリエ ホコ、長坂 常、菱川勢一、クビーナ、サラン・イェン・パニヤ

    ものごとの関係性から問題解決をうながす活動size>
    織咲 誠 『ライン・ワークス ― 線の引き方次第で、世界が変わる』 2000年~

    アノニマスな行為をたたえ、記録する活動size>
    DNA シャロアー & クリスティン・メンデルツマ / ヴァンスファッペン 『ロースさんのセーター』 2012年

    手仕事で生活の軌跡を残す活動size>
    フロント & シアザマ プロジェクト / エディションス イン クラフト 『ストーリー・ベース』 2011年~

    個人の自信、文化の誇りをもたらし、独立した生活を支える活動size>
    フローリー・サルノット 『プラスティック・ゴールド』 2011年

    視点の転換をもたらす試みの活動size>
    大西麻貴 + 百田有希 / o + h 『望遠鏡のおばけ』、『長い望遠鏡』 2014 年

    身体とデザインの関係、手の可能性を探究する活動size>
    マイク・エーブルソン 『考える手』 2014 年

    日々の経験や知識をデザインで共有する活動size>
    ジョセフィン・ヴァリエ 『リビング・アーカイヴ』 2011年~

    転換/観点を行き来する活動size>
    ホンマタカシ 『カメラ・オブスキュラ・スタディ ― 青山→六本木、建築で建築を撮る』 2014年

    デザインの意義を人道的な解決策に応用する活動size>
    マスード・ハッサーニ 『マイン・カフォン』2011年~

    未来についての議論を起こすためのデザイン活動size>
    牛込陽介 『プロフェッショナル・シェアリング:シェアの達人』2014年

    見えないデータを五感に伝える活動size>
    アルマ望遠鏡プロジェクト / 国立天文台 + PARTY + Qosmo + エピファニーワークス
    『ALMA MUSIC BOX: 死にゆく星の旋律』2014年

    人間の根源的な価値観を探る活動size>
    タクラム・デザイン・エンジニアリング『Shenu: 百年後の水筒』2012 年 / 2014 年

    廃棄物とストリートカルチャーをクラフトでつなぐ活動size>
    スタジオ スワイン『カン・シティ』2012 年

    近未来をクリティカルに問いかける活動size>
    スーパーフラックス『ドローンの巣』2014 年