「バナナ・リパブリック」が、カリフォルニア・イメージの植物に溢れた期間限定店をオープン

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    什器の木材は味のある木だとモダンなアメリカの感じがなくなってしまうので、あえて普通の白木を使用したという。

    バナナ・リパブリックがブランド創業の地、サンフランシスコのライフスタイルを提案するポップアップショップを、「新宿LUMINE2」で開催中です。今回オープンしたのは9 月30 日(火)までの期間限定店舗で、ゴールデンウィーク中に青山「246common」で好評を博したポップアップショップに続く第2弾。
    今回は“アーバン・ガーデニング”をコンセプトに、バナナ・リパブリックの新しいコレクションと多肉植物を融合しました。前回に続き、セレクトショップのディレクターとして知られる南貴之さんを全体のキュレーターに起用。同時に今回はいけばな教授者/ライターであるTumbler & FLOWERSの渡来徹さんを植物のキュレーターとして迎えています。
    お店の特徴はなんといっても植物が多いこと。白木で全体を囲んだ什器とそのなかに溢れる植物が目立ちます。店には3~4.5号程の鉢に入った多肉植物や観葉植物、それにエアプランツなどが、約200種以上並びます。前回もコンテナやキャンピングカーの「エアストリーマー」で移動して生活する人がテーマだったといいますが、今度はそれにテラコッタの鉢に入った中南米系の植物が加わって、さらにカリフォルニアらしさを醸し出しています。
    「サンフランシスコで(バナナ・リパブリックの)店舗に行ってまず感じたのは、お店の中に普通に植物があって、洋服と共存していること。それが当たり前という空気が今回のストアのベースになっています」と、ディレクターの南さん。
    「サンフランシスコでは多くの人が実践している、生活に彩を添える室内グリーンを始めるきっかけをつくりたい」と、渡来さんも言います。
    服はメンズ・レディスとも、白、黒、グレーを主体にした最新コレクションからセレクトしています。たとえば、メンズのレザージャケットが¥54,000、定番のチノのシリーズが¥7,900など。
    4月から、バナナ・リパブリックの新クリエイティブディレクターとして、「J.Crew( ジェイクル―)」でヘッドデザイナーを長く務めたマリッサ・ウェッブが就任しており、今回のポップアップは10月から商品に反映されるウェッブの世界観を強く打ち出したものとなっています。ウェッブはサファリ・ルックを発祥の起源とするバナナリパブリックの原点回帰を志向していて、アメリカ国内の店舗はすべて植物を使った内装となっているとのこと。今後の展開も楽しみなバナナ・リパブリックのポップアップショップ。ぜひ行ってみてください。(Pen編集部)

    初心者にお薦めなのは小さめの3号鉢に入った小さいサボテン(各¥1,800)だという。真中に植えないのが生け花的。「花や植物を軸にして自分の生活を整えることができる」と、いけばな教授者の渡来さん。

    バナナ・リパブリック ポップアップショップ キュレーティッド バイ タカユキ ミナミ
    ~9 月30 日(火)

    東京都新宿区新宿3-38-2 新宿LUMINE2 2F
    営業時間:11時~22時
    期間中無休