美しいレタープレスアートが集合する、ポール・スミス スペース ギャラリーの展覧会。

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    今回の展覧会のメインビジュアルは、「A TWO PIPE PROBLEM LETTERPRESS」によるもの。

    レタープレス=活版印刷といえば、イギリスを思い浮かべる人も多いのでは。産業革命により印刷技術が急速に普及し、当時はタイポグラフィーの木版製作所がたくさん存在していました。そんな歴史的背景から、現在もその伝統を守りつつ、デザイン性の高い作品を生み続けるアーティストがたくさん活躍しているのです。
    今回の『TYPE FROM LONDON Letterpress Art Exhibition』展は、ロンドンを拠点とするアーティストを迎えて、それぞれの作品を展示します。参加アーティストは、1995年の『Premio Felice Feliciano』(イタリアで開催)でベストブックデザイン賞を受賞したイアン・モーティマー(I.M. IMPRIMIT主宰)、音楽や映画、コミックからインスパイアされた作品が人気の「A TWO PIPE PROBLEM LETTERPRESS」のステファン・ケニー、女性2人組の「HARRINGTON&SQUIRES」らの計6組。「あなたにとってロンドンとは?」という共通質問を設け、ユニオンジャックの赤・青・白に黒を加えた4色を使って作品を1点ずつ制作。それぞれアーティストがイメージするロンドンは、どんなレタープレスとなって表現されているのでしょうか?
    展覧会では作品の展示・販売に加え、オリジナルグッズも発売。活版好きはぜひお出かけください。(Pen編集部)

    「I.M. IMPRIMIT」のイアン・モーティマーの工房での作業風景。

    1985年に創設された、「HAND&EYE LETTERPRESS」の作品。

    ケニントンにスタジオを構える「MR.SMITH'S LETTERPRESS」の作品。

    『TYPE FROM LONDON Letterpress Art Exhibition』
    8月30日(土)~10月13日(月・祝)

    ポール・スミス スペース ギャラリー
    東京都渋谷区神宮前 5-46 -14 3F
    TEL:03-5766-1788
    開館時間:12時~20時(月~金) 11時~20時(土、日、祝)
    水曜不定休
    入場無料
    www.paulsmith.co.jp