近藤喜文(1950-98)を知っていますか? 新潟県五泉市に生まれた日本屈指のアニメーターである近藤は、スタジオジブリの高畑勲・宮崎駿両監督から厚く信頼されたことで知られています。現在、彼の作品世界を振り返る展示が、新潟県立万代島美術館で開催中です。
展示では近藤が関わった作品のキャラクター・デザインやアニメーション原画、イメージボード、スケッチなどを時代を追って紹介しています。上京してAプロダクションに入社。彼がまず関わったのは『ルパン三世』や『未来少年コナン』など。その後日本アニメーションに入社し、フジテレビ系列の「世界名作劇場」で79年に放映された『赤毛のアン』で作画監督に抜擢されました。演出したのは高畑勲です。同社で近藤は『名探偵ホームズ』などの作品を通じ、新たな作品世界を切り開いていきました。
その後、スタジオジブリに移ってからは『火垂るの墓』や『魔女の宅急便』『紅の豚』などの製作に関わり、中学生の爽やかな恋心を描いた『耳をすませば』では、初めて長編映画の監督を務めます。アクションから細かな生活描写まで手がける高い技術と妥協を許さぬその姿勢は、多くのアニメーターに影響を与えました。
スタジオジブリの一時代を築き、47歳の若さで夭逝した近藤の清潔な人柄と温かな眼差しを肌で感じる好機です。
展示では近藤が関わった作品のキャラクター・デザインやアニメーション原画、イメージボード、スケッチなどを時代を追って紹介しています。上京してAプロダクションに入社。彼がまず関わったのは『ルパン三世』や『未来少年コナン』など。その後日本アニメーションに入社し、フジテレビ系列の「世界名作劇場」で79年に放映された『赤毛のアン』で作画監督に抜擢されました。演出したのは高畑勲です。同社で近藤は『名探偵ホームズ』などの作品を通じ、新たな作品世界を切り開いていきました。
その後、スタジオジブリに移ってからは『火垂るの墓』や『魔女の宅急便』『紅の豚』などの製作に関わり、中学生の爽やかな恋心を描いた『耳をすませば』では、初めて長編映画の監督を務めます。アクションから細かな生活描写まで手がける高い技術と妥協を許さぬその姿勢は、多くのアニメーターに影響を与えました。
スタジオジブリの一時代を築き、47歳の若さで夭逝した近藤の清潔な人柄と温かな眼差しを肌で感じる好機です。
『新潟が生んだジブリの動画家 近藤喜文展』
7月4日(金)~8月31日(日)
新潟県立万代島美術館
新潟市中央区万代島5-1 朱鷺メッセ内 万代島ビル5F
TEL:025-290-6655
開館時間:10時~18時
(観覧券の販売は17時30分まで)
休:月 (会期中は7月7日、8月4日のみ閉館)
料金:一般¥1,100 大学・高校生¥900 中学生以下無料
http://banbi.pref.niigata.lg.jp/