美しきクラシック・ジャガーを、名古屋のアウト ガレリア “ルーチェ”で見る。

  • 文:Pen編集部
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1965年式のEタイプクーペ(手前)を始め、コンバーティブル、SS100など日本のコレクターが所有する5代が終結した。

イギリスの自動車ブランド「ジャガー」の代表的なクルマといえば、どんな車種が思い浮かぶでしょうか? 高級なサルーンを想起される方が多いと思いますが、それは半分正解で半分不正解です。1922年にウィリアム・ライオンによって創設されたこのメーカーは、創業当初から美しいクルマをつくるメーカーとして多くの自動車好きに受け入れられてきました。1948年にはXK120という手ごろな価格帯のスポーツカーを販売し、アメリカを中心に大人気となります。しかもこのXK120は高性能でデザインも流麗。自動車好きを虜にします。1952年にはスピード記録にも挑戦し、1週間の平均時速が100マイル(=時速160km)を達成。そこからジャガーのレーシングカー、スポーツカーの快進撃は続きます。レーシングカーのCタイプ、Dタイプに続いて市販スポーツカーの傑作Eタイプが登場。この美しいスポーツカーは自動車デザインの傑作と言われています。

名古屋の自動車趣味専門ギャラリー、博物館であるアウト ガレリア“ルーチェ”で行われている『JAGUAR HERITAGE-伝統のブリティッシュ・スポーツカー、ジャガーの系譜-』では、ジャガー初のスポーツカーといわれるSS100をはじめ、XK120、Eタイプなど貴重なクルマ5台を展示。英国の美しいスポーツカーの世界を堪能できます。ジャガー好きには堪らないこの展示、ぜひご覧ください。

まだジャガーのブランドではなかった「SS」時代のスポーツカーSS100。

1952年、フランスのサーキットで速度記録を出したXK120。今回のフライヤーのビジュアルになっている。

『JAGUAR HERITAGE
   -伝統のブリティッシュ・スポーツカー、ジャガーの系譜-』

開催期間:~8月31日
アウト ガレリア “ルーチェ”
名古屋市名東区極楽1丁目-5番 オリエンタルビル極楽NORTH2F
開館時間:イベント期間中、12時〜18時 
休館日:月、火 (祝祭日を除く)
問合せ先/アウト ガレリア“ルーチェ