川崎市市民ミュージアムで、「横尾忠則 肖像図鑑 HUMAN ICONS」展に浸ろう。

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    『落下するビートルズ』横尾忠則 1991年頃、作家蔵

    俳優、作家、ミュージシャンなど、時代を彩る多くのスターたちと交流し、ポートレートに描いてきた横尾忠則氏。描かれた人物の大半は、写真や絵画など既存のイメージの流用あるいは模写でありながら、そこに横尾自身のイマジネーションや私的な物語が加わることで、人物は特異なイコンに昇華されています。兵庫県神戸市にある横尾忠則現代美術館に続き、6月28日から川崎市市民ミュージアムで「横尾忠則 肖像図鑑 HUMAN ICONS」展がはじまります。さまざまなメディアを横断した膨大な仕事の中から、1960年代から今日に至るまでのポートレイト作品に焦点を当て、絵画を中心に、イラストレーション、デザイン原稿、ポスター、版画などが展示されます。さらに今回、数年来制作が続けられてきた最新作、日本近代文学者の肖像シリーズ約222点と、その制作の契機となった瀬戸内寂聴さんの日本経済新聞での連載『奇縁まんだら』の挿画を合わせて展示。横尾忠則の世界観にどっぷり浸れる展覧会にぜひ。(Pen編集部)

    『わが青春に悔いなし』横尾忠則 1994年、作家蔵

    『岡本太郎』横尾忠則 2007年、作家蔵

    横尾忠則 肖像図鑑 HUMAN ICONS
    6月28日(土)〜9月23日(火)

    川崎市市民ミュージアム 企画展示室1
    神奈川県川崎市中原区等々力1-2(等々力緑地内)
    TEL:044-754-4500
    開館時間:9時30分~17時  入館は16時30分まで
    休館日:毎週月曜日(月曜が祝休日の場合は開館)7月22日(火)、9月16日(火)
    料金:一般¥700 学生・65歳以上¥600 中学生以下無料
    ※「顔」がプリントされた服を着てきて、その服を指差し「ドレスコードは顔です」と言えば100円引きで入場できるドレスコード割引あり
    www.kawasaki-museum.jp/exhibition/humanicons