銀座ミキモトで、ドーム工房によるミニチュアのアール・ヌーヴォー・ガラスを堪能する。

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    花々や植物、四季折々の自然の風景が描かれた、高さ約3~6cmの精巧なミニチュアガラス。

    エミール・ガレと並び、アール・ヌーヴォーを代表するガラス作家であるドーム兄弟。彼らの工房が行商のためのサンプルとしてつくったミニチュアを集めた、世界的にもまれな展覧会『アール・ヌーヴォー ~ミニチュアドーム展~「ガラスに描かれた四季の煌き」 ―ザ・コレクション・オブ・レイ・ファルド―』が、2月20日より銀座のミキモトホールで開催されます。

    父のガラス工房を継いだドーム兄弟は、伝統的な職人技術を基礎としつつ新しい技法を探求、1900年に開催されたパリ万博のガラス部門でグランプリを獲得しました。高さ約3~6cmの行商用サンプルとはいえ、あらゆる技法を駆使した精巧な作品は、小さいゆえ技術の高さが際立ちます。ミニチュアのアール・ヌーヴォー・ガラスは制作数も少なく、一度に鑑賞できる機会はめったにありません。本

    展ではミニチュアのほかパリ万国博覧会に出品された作品など約150点を公開。アール・ヌーヴォーの美の世界を堪能しに行きましょう。(Pen編集部)

    ガラス粉末を素地のガラスが熱いうちに付着させる、「ヴィトリフィカシオン」と呼ばれる技法がドーム兄弟のガラスの特長のひとつ。

    通常のガラス作品と比べてみても、ミニチュアガラスの絵筆の細やかさや美しさ、技術力の高さは同じ。

    アール・ヌーヴォー ~ミニチュアドーム展~「ガラスに描かれた四季の煌き」
    ―ザ・コレクション・オブ・レイ・ファルド―

    2月20日~3月16日

    ミキモト本店6階ミキモトホール
    東京都中央区銀座4-5-5
    電話:03-5550-5678
    開館時間:11時~19時
    入場無料