先日、音楽家15名のアンサンブル「蓮沼執太フィル」として『時が奏でる』を発売したばかりの音楽家・蓮沼執太さん。音楽家のみならず、さまざまなジャンルの表現者たちとともに活動を行う蓮沼さんの個展が都内２つのギャラリーで開催されます。
中目黒のHAPPA / sakumottoでは、五線譜では表現しきれぬ音楽の指示手段として、図形などを使った楽譜グラフィック・スコアを中心に構成する『音的→中目黒｜soundlike 2.5』を開催します。蓮沼さんは「美しい図形が美しい音楽になるとは限らない」と、ドローイング、地図、写真、テキストなどから8点の図形を生み、それぞれを演奏方法へと変換。こうして生まれた8点の楽譜、8曲の音楽が再生されるインスタレーションです。会期中はギャラリー内にて蓮沼執太ポップアップショップをオープン。2月15日には「蓮沼執太の一日店長」と題し、本人が店頭に登場する予定です。
一方、恵比寿のNADiff Galleryでは、蓮沼さんが旅で訪れた場所で収集した映像に音楽をカップリングしたインスタレーション作品を発表。これまでの活動をまとめた作品集もあわせて販売されるとのこと。次世代の表現を軽やかに探る音楽家、蓮沼執太。彼の活動を追ってみませんか？（Pen編集部）