1994年にカナダ・モントリオールで創刊し、いまでは世界25ヵ国で約110万部を配布するフリーマガジン『VICE』。

日本でもYouTubeの公式チャンネルがわずか９ヵ月間で1,000万回を越える映像再生数と８万人以上のチャンネル登録者を獲得して話題を呼んでいます。容赦ない毒舌とユニークな表現で絶大な人気を誇るこのフリーマガジンが、恒例の「フォトイシュー」（写真特集）の日本版を発刊、これを記念した写真展が渋谷のディーゼルアートギャラリーで開かれています。

毎年発刊される「フォトイシュー」は配布開始から数日で街から消えてしまうことでも知られますが、今年のテーマは「アーティスト・コラボレーション」。キム・ゴードンやロジャー・バレン、リチャード・カーンなど世界的に活躍するアーティストを筆頭に、サンディ・キムやアスガー・カールセン、アルビダ・バイストロムといった新進気鋭の若手たち、さらに田附勝や大橋仁、KYOTARO、新田桂一、駕籠真太郎、題府基之といった日本人アーティストも参加しています。

『GLOBAL PHOTO COLLABORATIONS by VICE JAPAN』と名付けられた展覧会では、「フォトイシュー」に寄稿された総勢28人のアーティストによるコラボ作品の実物を展示、その”化学反応”がいかにして引き起こされたかを記録した映像作品も上映されています。いまだかつてなかった新しい写真のカタチ、ぜひ目撃しに行きましょう！（Pen編集部）