『ふしとカケラ』展へ、深澤直人×皆川明が生んだあたたかい椅子を見に行こう。

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    ミナ ペルホネンとの椅子の座面パターンは2種。

    深澤直人デザインの椅子「HIROSHIMA」が、ミナ ペルホネンのデザイナー皆川 明とのコラボによって、新たな装いで登場します。「ISETAN DESIGN WEEK 2013」のプログラムの一環として開催されるイベント『ふしとカケラ』のために制作されたこの椅子は、普段は廃棄されてしまう「ふし(節)」のある部材をあえて使い、座面にはミナ ペルホネンのはぎれ(=カケラ)のパッチワークをあしらった、特別な一脚となっています。

    「端材やカケラを無駄にせずものづくりをすると、ものにやさしい思いがしみ込む。たった一つしかないものができる。これは自分だけのオリジナルになっていく」(深澤)
    「木目が木の生きた時の経過の景色だとしたら、“ふし”は木の生命が通った出来事の記憶のようなものではないだろうか。ミナ ペルホネンの布のカケラも時の経過の中で集められたもの達だ。みんな少しずつ違う。それは自然の生命と同じことなんだ」(皆川)

    ――そんなふたりの思いが融合した椅子は、体温を感じさせる有機的な存在。一つひとつ異なる木目とファブリックは、年を経るごとにその人だけの歴史を刻み、愛しい一脚へと育っていきます。日々の暮らしを大切にしたい人に使ってほしい、あたたかな椅子です。(Pen編集部)

    「ふし」を使ったオリジナルの椅子とチェストも。椅子の座面、チェストの天板と口板部分は端材をパッチワークした。

    「HIROSHIMA」の座面をベースに「カケラ」(はぎれ)でつくったバッグ。裏表でデザインが異なる。

    All Photos:Copyright: Maruni Wood Industry Inc. Photography: Norio Kidera

    『ふしとカケラ』 MARUI COLLECTION HIROSHIMA WITH minä perhonen
    *ISETAN DESIGN WEEK 2013『HAND MADE BY/FOR ME 』の一環として開催。

    会期:10/23~10/29
    会場:伊勢丹新宿店本館1F=ザ・ステージ
    http://www.isetan.co.jp/