プーマが「スウェード」を続々と復刻! 2021年はレトロスニーカーが足元を席巻する予感。

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    vol.98

    プーマが「スウェード」を続々と復刻! 2021年はレトロスニーカーが足元を席巻する予感。

    構成、文:高橋一史 写真:青木和也 | 

    プーマのアイコンモデル「スウェード」にスポットを当てる2021年を記念して、日本でつくられた「スウェード VTG MIJ シルバー」。1月23日(土)発売予定。ともに¥20,350(税込)

    大人から若者まで全世代が好むファッションアイテムのトップに君臨する王者、スニーカー。2010年代に大ブームを迎え、ファッションの枠組みを超えて趣味やカルチャーの1ジャンルにまで成長している。14年にはアディダスがスタンスミスを復刻し、そのブームに拍車が掛かった。パリではコレット、東京ではドーバーストリートマーケット ギンザといったモードなセレクトショップで先行発売され、ファッションピープルが飛びついた。スニーカーが洗練されたワードローブの仲間入りを果たしたのだ。同時期に無骨なニューバランスの人気も再燃し、ローテクモデルが時代のシンボルになった。

    その勢いが静まった頃に台頭したのが、複雑な形状のダッドスニーカーと、ハイテクな厚底ランニングモデルである。ともにボリュームがあり、ゆったりとした服装のトレンドと合致してその人気は現在まで続く。ただし何かが流行れば、必ず対抗馬が生まれて立場が入れ替わるのが世の常だ。行き過ぎたデザインを見慣れた目には、シンプルなローテクモデルが再び新鮮に映る。それでは、この21年に履きたいものは一体何だろうか。答えのひとつは、プーマの歴史的なアイコン、「スウェード」だ。

    1980年代にはストリートダンサーが履き、90年代にビースティ・ボーイズらのミュージシャンやスケーターに愛されたスウェード。バスケットボールシューズから派生した歩きやすいこのモデルには、いつの時代も一定数のファンがいた。こうしたクラシックが、今年初めに当時の製法を再現して復刻される。音楽漬けで青春を過ごした大人も見逃せないラインアップだ。

    加えて、最高峰に位置する特別な一足も新登場する。それが上写真のメイド・イン・ジャパンの「スウェード VTG MIJ シルバー」だ。「姫路レザー」を使い、日本の職人が丹念に製造している。何よりもシュッとした佇まいが違う。足馴染みを良くしたカップインソール仕様で、靴紐は昔ながらのコットン素材。セットアップスーツのような整った服装の足元に最適なモデルだろう。

    80年代モデル、90年代モデルも要チェック!

    ソール横のステッチがデザインポイントの、90年代モデルを復刻した「スウェード クラシック XXI」。1月21日(木)発売予定。ともに¥9,790(税込)

    ザ・スウェードと呼べるほど世界中で人気だった90年代モデルを再現した、「スウェード クラシック XXI」。スウェードの形はどのモデルも細身だが、その中でもさらにシャープな造形だ。ディテールの特徴は、ミッドソールが縫製糸と接着剤を併用して接合するサイドマッケイ製法なこと。さらにアッパーの「PUMA」ロゴの下に、「SUEDE」と箔プリントされた。製品には90年代に流行した極太の靴紐(ファットレース)の白も付属し、当時のムードのままに履くこともできる。

    接着によるソールが特徴的な、初期型の80年代モデルを復刻した「スウェード VTG」。上は1月30日(土)、下は2月21日(日)発売予定。ともに¥11,000(税込)

    アッパーとソールを溶剤で接着するセメント製法が用いられた、80年代の旧ユーゴスラビア製造モデルを復刻したのが「スウェード VTG」だ。オリジナルに近いトゥが小さいシルエットが再現されている。ビンテージ市場でもレアな、マニア心をくすぐる一足だ。アッパーに型の名称はプリントされておらず、しかしヒールの外側にはキャットマークがついている。プーマのローテクモデルは似通ったものが多いが、ヒールのマークのあるなしでスウェードと判別できる。


    ■スウェードのヒストリー

    スウェードの原点となる、60年代のトレーニングシューズの「クラック」。※ メディア向け展示会のパネルより。

    手前はクラックから派生したバスケットボール用「クライド」のビンテージ。奥のシューズはクラックのビンテージだ。※ メディア向け展示会の展示品より。

    スウェードが登場したのは70年代のこと。スポーツ用でなく、タウンユース用としてつくられた。大元を辿れば、60年代のトレーニングシューズの「クラック」に行き着く。それをベースにバスケットボール選手のウォルト・フレイジャーがコートで履く専用シューズが開発され、彼の愛称“クライド”の名を冠した「クライド」と命名されたのが73年。そのクライドが街中で履かれるようになり、さらなるアレンジが施されて別の名称になったのがスウェードだ。名の由来も、街の人々がスウェード革を使ったプーマのスニーカーをそう呼んだから。誕生からすでに、大衆の生活に根ざした一足だったのである。


    モードから古着までどんな服装にも馴染み、悪目立ちせず足元を洒落させるスウェード。メジャーすぎない通好みなポジションも、趣味人の大人にはちょうどいい塩梅だ。ただし、ベストなサイズ選びには少しコツがいる。スリムなので足幅が広い人は普段より1サイズ大きめにするといい。美しい形を保つためにも無理せず足入れして、プーマが提案する現代の21年スタイルを謳歌しよう。

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