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雨の日でなくとも着たい! プラダ流エレガンスを追求したレインコート
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裾広がりのシンプルなAラインシルエット。前合わせは比翼仕立てで、ミニマルなムードを醸す。左胸のロゴプレートとジップポケットなどさりげない装飾は、プラダらしい上品な仕上がりだ。
本腰を入れてとはいかないものの、各業界での自粛からの活動再開に向けて出口が見え始めた。さあ、「書を捨てよ、町へ出よう」といいたいところだが、梅雨入りは目前。そこで今回ピックアップしたのは、プラダのレインコート。ジーン・ケリーの感性煌く映画『雨に唄えば』ではないが、雨の日でもステップを踏みたくなる、気分を上げるアイテムだ。
常にモードの先端を走るプラダ。その歴史を語る上で欠かせないのが、このナイロン素材である。1970年代後半、プラダはハンドバッグやバックパックにあえて工業用のナイロンを応用するという斬新な手法で世界的ブームを生み出した。ミニマルなデザインとラフでアクティブな素材づかいという、ちょっとした違和感を用いた手法はいまのコレクションでも随所に見られ、プラダ流エレガンスの真骨頂ともいえるだろう。
新作のレインコートも例外ではなく、なめらかで手触りのいい薄手のナイロンが使われている。ネイビーブルーの光沢はひと目でわかる高級感を放ち、胸の逆三角形のロゴプレートもそれを後押しする。シルエットはややゆとりがあり、ロング丈で存在感も十分、アームホールの膨らみも絶妙だ。薄手なので蒸れる心配もない。
また、特筆すべきはジップでぐるりと開閉することで現れる背面のマチ。これによりバックパックを背負った上からでも、コートを羽織れる仕様になっている。実用的なデザインだが、バッグパックがなくともシルエットに変化をつけられ、モードな雰囲気を演出してくれる。雨の日ならずとも着たくなるというわけだ。シーズンを選ばない色みなので、今時分から秋口まで、さまざまな場面で活躍するだろう。
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背面をぐるりと囲むジップを開けると、大きなマチが。急な雨天時、たとえばレザーのバックパックなどを背負っていたとしても安心だ。下部はメッシュ素材で切り替え、通気性も確保されている。
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小さなディテールであるが、見逃せないのがゴムを入れた袖口。スポーティでアスレチックな仕様である。たたきによる仕上げとは異なる、着用時に膨らみが出るシルエットもいまの気分に合う。
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適度なサイズ感のフードもポイント。広がりを抑えるべく上部にはゴムが仕込まれるなど、細部までスマートに計算されている。襟元は前立て部分から流れるような曲線でフードとつながり、柔和なニュアンスをプラスしている。
【素材】ナイロン
【問い合わせ先】プラダ クライアントサービス
TEL:0120-45-1913
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