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SINGAPORE
シンガポール
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美しい国づくりに貢献した人々を、写真でサポートする。【コロナと闘う世界の都市から】
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サイトで販売されている作品『S11 Dormitory, Punggol, While You Were Sleeping』 2014年。出稼ぎ労働者たちが居住する宿舎を撮影したダレン・ソーの写真は、どこか詩的で美しい。
シンガポールでは、新型コロナウイルス感染者発覚の初期段階から始まった政府の迅速な対応が功を奏して、これまでのところは感染増加は押さえ込めができ始めていたかのようにみえていた。だが、2020年4月10日あたりから、おもに南アジアからの出稼ぎ建設現場作業員たちの間であっという間に大量感染が起こり、社会に大きな衝撃を与えている。
この地の華々しいインフラ開発を支えてきたのは、およそ28万人ともいわれる出稼ぎ労働者たち。その事実に改めて向き合い、建築写真家のダレン・ソーを発起人とする8名の写真家が、彼らを支援する基金集めのため、即座に立ち上がった。
「オブジェクティフス」というビジュアルアートセンターの公式サイト内にある「FOR OUR MIGRANT WORKERS」と題したページに、ソーたちの作品がアップされている。ここから誰でも気軽に写真を購入することができ、売り上げはすべて出稼ぎ労働者を支援している各非営利団体に寄付される仕組みだ。4月18日現在、売上総額は約4万シンガポールドルに達している。
※写真を購入できる「FOR OUR MIGRANT WORKERS」のサイトはこちら